トーマス・フラーの名言 Thomas Fuller
危機が完全に去るまで出帆しようとしない人は、決して沖に出ることはない。
トーマス・フラー Thomas Fuller
イギリスの神学者 1608~1661
自然界では可能性がなくなることがないように、リスクが完全になくなることもありません。
完全にリスクがなくなったと考えているのは、リスクに気づいていないだけだと言えます。
自然界では無理はもちろんいけませんが、リスクを怖れてチャレンジができないことも成長、進化を妨げてしまいますし、立ち止まった時間が非常にもったいないですね。
無理とはできないことをやることです。
チャレンジはできることを精一杯やることです。
人間界ではその社会システムも、また個々でもできるチャレンジはないがしろにしていて、できない無理をしてしまう傾向がとみに強くなっています。
ただ無理をしないことは、チャレンジをしないことでもありません。
できることを精一杯やるチャレンジにも、リスクがなくなることはありません。
例えば、人間が身体を動かすということは常に何かが起こるリスクを負っています。
どんなに想定しても、それを超えることが起きない。とは誰にも断言できないことが自然界の無限の可能性だとも言えます。
結果がどうなるかは誰にもわかりません。
しかしたとえどんな結果になったとしても、無限の可能性のある自然界ですから、そこから先に進んでいく道は必ずあります。
誰にもあらゆる可能性を明らかにできず、何が起こっても必ずチャレンジできる道があるのですから、何も怖れることはありません。
あなたの才能、愛、夢を信じて、そしてその進化のために勇猛果敢にチャレンジしていってください。
結果は自ずと素晴らしいものになっていきますよ。
トーマス・フラーさんのこんな言葉もありました。
頭脳は過去の記録の博物館でもなければ、現在のがらくた置き場でもない。
将来の問題についての研究所なのだ。
下手な言い訳は、黙っているより悪い。
激怒しているときには何もするな。
嵐の海に漕ぎ出すようなものだ。
これまでに紹介したトーマス・フラーさんの言葉です。
(浜本哲治)
トーマス・フラーによる聖戦の歴史の第3版の刻まれたタイトルページ、1647年 Wikipediaより