竹宮 惠子の名言 Keiko Takemiya
動物園で、檻に近づくなとは教えても、
動物を檻に入れる事こそがいけないとは誰も教えない。 なぜか。
それは、将来、社会という檻に入った時“檻”が意識されては困るからだ。
ジョミー、疑問は持ちたまえ。
いくつも、いくつも……できるだけ多くの疑問を!
竹宮 惠子 Keiko Takemiya
漫画家 京都精華大学学長 1950〜
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
この言葉は、竹宮惠子さんの作品、『地球(テラ)へ・・・』のミュウの長、ソルジャー・ブルーの言葉です。
人間は実際に、不自然なことが本当に多くなっています。
そして、それに気づけないようになっていたり、あえてそれに気づかせないようにされていたり、気づいていても麻痺してしまっていたり、無視してしまっていることが何とも多すぎるほどにありますね。
大義の名のものとに、自然界の自然を逸脱して進んで行こうとしているのが、人間界でしょう。
自然界はもちろん、人間がどんなことをしても破壊されてしまうことはないでしょう。
ただ、人間が淘汰されてしまうことは充分にあり得ることですね。
そうならないためにも、一人ひとりが自然界の基本ルール、自然界の自然、常識が何かを理解、体得、実践していくことですね。
たとえ今すぐにどうこうならなくても、自然界で自然から離れていけば淘汰の道を辿ることは、これまでの地球上の生物たちの変遷を見ても明らかなことですね。
未来の子どもたちに、美しい地球を美しいままに見ることのできる未来を創っていけるのは、今を生きる私たちの大きな役目ですね。
決して、今が、近未来がよければそれでいいということにはなりません。
これまで淘汰された種たちも、きっと自分たちが淘汰されるとは夢にも思っていなかったでしょう。
しかし、自然から離れすぎてしまうと淘汰されることは必定ですね。
人間の創ったあらゆるものに、疑問は投げかけていくことです。
どんなに人間界で歴史のあるものであっても、それが自然に沿っているかどうかは、まず疑ってみることですね。
自然界の自然ではないことが、本当に多いことに気づくでしょう。
そして、自分にできることから、自然に沿っていく実践をしていくことです。
どんな状況、状態の中でも、意志さえあればできることですね。
そしてそのチャレンジは、自然が大いに応援してくれます。
このこともぜひ実感してください。
本当に大切なことこそ、子どもたちに、未来の子どもたちに届けていく必要があることを、今を生きる私たちがしっかり認識していくことですね。
そういう人たちが一人でも多く、一日も早く気づいていくことですね。
全体の2割の人たちが気づき行動を変えていくことができれば、未来は必ず変わっていきます。
(浜本 哲治)