野口 聡一の名言 Soichi Noguchi
どんなに悩んで苦しんでも、時間しか解決してくれない問題というのはあるものです。
じたばたしても状況を悪くするだけということも多い。
だから無闇に問題を解決しようとせず、日々やらなければいけないことをコツコツとやっていくしかないでしょう。
野口 聡一 Soichi Noguchi
宇宙飛行士 1965〜
この達観と選択が、人間は下手ですね。
植物たちは見事です。
どうにもならないことに囚われることなく、そしてやるべきことの選択がまた素晴らしいですね。
どうにもならないこと、どうでもいいことに、できるだけ煩わされることなく進んでいくためには、こういうことはどんどん手放していくことです。
たとえそれまでにどんなに長く関わっていたとしても、ある時点でこういうものになる可能性はあります。
そういうものも含めて、どんどん手放していくことですね。
また、やるべきコツコツも、できるだけ絞り込んで集中することです。
どうにもならないことを手放せても、やるべきことに気づいていなかったり、やることが散漫になっていると、なかなか事の成就には繋がっていきません。
例えば歩くことや、ひとつの場所に向けていくことに集中していかないと、なかなかたどり着けませんね。
非常にシンプルなことですが、意外と一歩一歩歩くことに集中できていないケースは多いですね。
できるだけ、あれこれに向きがちな思考を手放して、夢に近づいていく一歩一歩を休むことなく刻んでいくことですね。
これが、目指す地点に到達できる最速の方法です。
速くなくても構いません。
速さより、止まらないことの方が遥かに遠くにたどり着けます。
野口聡一さんの、こんな言葉もありました。
宇宙での生活で最初に驚くのは、動くものは止まって見えて、止まっているものは動くことかな。
なぞかけみたいですけど、このふたつは大きいと思います。
挑戦者がいて危険や失敗の末に成功して、新しい世界が開けた。
未知の領域を知りたいというのは生物の本能で、宇宙開発もその途上にあるものだと思います。
(浜本哲治)
STS-114の乗組員 Wikipediaより