アンジェロ・ボナーティの名言 Angelo Bonati
経営者は待つことを知ることが大事です。
農作物と同じで、じっくり育てて待つのです。
栄養をしっかり与えていれば毎年、美味しい実をつけてくれます。
アンジェロ・ボナーティ Angelo Bonati
イタリアの経営者 イタリアの高級時計ブランドのオフィチーネ・パネライのCEO 1952〜
アンジェロ・ボナーティさんのこんな言葉もありました。
短期的視野ですぐに結果を出そうとしてはいけません。
パネライより有名で素晴らしいブランドはこれまで数多く失敗してきたのは、経営者が自分の能力をすぐに見せつけようと、個人的野心で動いたからです。
最近のマネジメントは、早急に結果を出すことを求めすぎています。
不況から二度と浮かび上がれないのが真価のないブランドです。
不況はブランドの試金石ともいえます。
不況だからといって短期的な視野で反応することだけは避けなければなりません。
市場の動きに一喜一憂してパニックになるのがもっとも良くない。
経営者はやはり、大きな視野で動くことが必要です。
才能、能力を育てていくにも待つことはとても大事なことですね。
もちろん何もチャレンジをすることなく、ただ待っていても良い結果が出てくることはありません。
常に過去を超えるチャレンジをしながら、育ってくるのを根気強く待つことです。
自然界での成長、進化は閾値を超えると一気にきますから。
それまでは成長、進化の気配さえもないことが多くあります。
ただ自然界の理に沿ったチャレンジをしていれば、それは必ず成長、進化のために蓄積されていますから、閾値を超えた瞬間に一気に溢れ出してきます。
そして常に先々の成長、進化に備えて種蒔きもチャレンジも続けていくことです。
とかく収穫のことだけに気を奪われてしまいがちですが、常に種蒔きや試行錯誤はしていかなければ不毛の時間が生まれてきます。
また自然界では人間は何も育てられません。
農作物なども育てるのは自然です。
人間は見守ることしかできません。
そのことも心得ておくことが大事ですね。
待つこと、見守ること。
自然界の成長、進化のためには必要不可欠なことです。
アンジェロ・ボナーティさんのこんな言葉もありました。
ブランド育成で何より大事なのは一貫性です。
一度、こういう売り方をしよう、こういうブランドにしようと決めたら浮気はせず、その方向性を貫くことです。
(浜本哲治)
パネライを代表する製品である軍用腕時計、マリーナミリターレ Wikipediaより