天野 貞祐の名言 Teiyu Amano
苦悩は人を道徳的に強くし、人間性豊富にするばかりでなく人生の価値に対する洞察を深め感覚を鋭くする。
苦悩を味わい、苦難に堪える者にしてはじめて生存の深みを知り、深く人生を生くることができるのである。
天野 貞祐 Teiyu Amano
哲学者 教育者 文学博士 獨協大学の初代学長 1884〜1980
Wikipedia
苦悩を感情的な苦痛と捉えていると、そこからはあまり得られるものはないでしょう。
自然界では、自分の考えた通りに、思った通りにできることは圧倒的に少なく、せいぜい2割程度です。8割は思ったようにはいかないことばかりです。
ただ元来自然界で遭遇する出来事は思ったようにいかないこと、上手くいかないことが良くないことではなく、その出来事は進むべき方向を指し示してくれているだけです。
人間は自分の思い、考えに囚われすぎて、ただ単に遭遇する出来事を良し悪しで考えがちですが、変えるべきは自分自身の考えだと理解していくと可能性はどんどん広がっていきます。
自然界の人生は愉しむものです。
どんなことも愉しめてこそ、味わいも深くなりますし可能性も広がっていきます。
遭遇する出来事の特に考えたようにいかなかったこと、苦難と考えられるようなことは、ぜひその真意を探ってください。
道標としての現象の指し示している方向を読み解いてください。
その心構えができてこそ苦悩を愉しみにしていけます。
そしてそれができるようになってこそ、あなたの素晴らしい才能の真価も引き出されていくことになります。
これまでに紹介した天野 貞祐さんの名言です。
(浜本 哲治)