樋口 久子の名言 Teruo Sugihara
長年すごくいい成績を残してきた選手が共通して言っているのは「あまり考えすぎないで練習して、あとは無駄な知識を排除してシンプルにできるか」ということ。
樋口 久子 Hisako Higuchi
プロゴルファー 1945〜
アスリートもそうですが、日常の生活の中でも人間は何かあると思考で考えすぎる傾向があります。
思考はついうっかり夢から心が離れていることを感じたときに、夢に心をフォーカスさせるときにこそ働かせるくらいでいいでしょう。
思考の回転速度というか、反応がそれほど機敏ではなく、いろんな感情などが澱のように溜まってきてしまい、考えるほどにますます鈍足になっていきます。
人間界では、脳の使い方として「考える」ことしかトレーニングしてこないこともあり、私が「思考」の対局にある「思感」と呼んでいる「考える」のではなく「感じる」ことで行動を起こしていく能力はまだまだ未熟な段階にあります。
また思考領域に蓄積していく情報は多いほどに良いと考えられがちですが、これは反応を鈍くすることや囚われを増やしてしまうだけなので、情報は思考ではなく思感に委ねて、この言葉にもあるようにどんどんシンプルに手放していくことです。
閃きは思考を手放したとに引き出されてきます。
人間はこの閃きに沿って行動を起こすことを良しとしないところがありますが、思考で考えた行動より思感、閃きに基づいて起こした行動の方が、遭遇している状況に最適な反応ができます。
もちろんこれも、多くの事例を積み重ねていくことが必要ですが、思考で考えた精度より遥かに高度な精度に仕上がっていくものです。
どうぞもっともっとあなたの閃きを信じてあげてください。
もっともっと閃きで起こす行動を増やしていってください。
そうすればどんどん閃きも増えてきますし、その閃きの精度も研ぎ澄まされていきます。
あなたの思感、閃きは本当に素晴らしいものだということに早く気づいてくださいね。
樋口 久子さんのこんな言葉もありました。
プロゴルファーという職業に巡り合えて私は幸せ。
「天職」だと思っている
期待されることでやりがいもあるだろうけど、スポーツでは何が起こるか分からない。
勝負事は水もの。
私はプロゴルファーとして通算72勝(国内69勝、海外3勝)を積み重ねたが、心底そう思う。
(浜本哲治)