紫舟の名言 Shishu


ぬるま湯から出る決意をした瞬間、人間の成長は始まる。
自分よりちょっと上にある不快ゾーンに手を伸ばそう。
そこを快適にしていくことを繰り返せば、行きたいところへ、なりたい自分へ、きっとたどりつくことができる。

紫舟 Shishu

書道家 大阪芸術大学美術学科教授
Wikipedia(日本語)


常に進化し続けている自然界で、現状に満足して立ち止まってしまうと、その瞬間から後退が始まってしまいます。

また、自然界には無限に可能性があり、人間にももちろん無限の可能性があるのですが、一方で無限の欲望もありますから、本来人間もどんな領域に到達したとしても、さらにその先を望む欲望は尽きることはないはずです。

この望みの成就に向けて、最期の瞬間までどんどん歩みを進めていくことが、自然界での人生を充実させていく秘訣であると言ってもいいでしょう。

未開の領域に突入することは、まさにこの名言にあるように、不快が多くなることは必須ですね。
経験したことのない領域に手を伸ばすことには、必ずこの不快がついてきます。

しかしその不快も、経験を重ねていけば、いつの間にか快適にしていくことができるでしょう。

この繰り返しが、まさに進化に繋がっていくと言えます。

どうぞ、短い人生ですから、決して立ち止まることなく、常に心が望む、自然界で本来目指すべき夢を目指してチャレンジし続けてください。
きっと素晴らしい領域にたどり着くことができますよ。

紫舟さんのこんな名言もありました。

(書道を)長く続けていたことが、自分を支える自信につながったと思います。
子どもの頃は、誰でも一つのことを長く続けることは難しいと思うんです。
でも、書道は長く続けられたから「自分もやればできるんだよ」という自信になりました。
同時に、才能がないとトップクラスにはなれても、トップにはなれない、という思いも持っていましたね。

紫舟の名言

(自分の才能とは)「あきらめない」姿勢だと思います。
書を始めた頃はできなかったのですが、今ではできるようになりました。
子どもの頃にとても悔しい思いをして身についたことです。

紫舟の名言

(創造性が伸びたのは)家でひとりでいる時間が長かったからだと思います。
子どもの頃、寂しさを感じる時間を埋めるために、いろんなことを想像していました。
何時間も空想し続けていたり、物語を作り続けることで想像力を鍛えていたんです。
両親は申し訳なかったと今でも言ってくれますが、一人も悪くなかったと私は考えていますよ。

紫舟の名言

現在の教育では、答えを導く過程は一つしか認めないことが多いですよね。
この公式を使わないといけない、まだ学習していない方法論を使ってはいけないなどのルールがあって、それを守らないと間違いになります。
この考えを改め、多様な過程を認めていただきたいと思います。

紫舟の名言

6歳で、この世に生を受け成すべきことの1つに出合いました。
そこから、そのことを私自身が人生の中で引き受ける覚悟ができるまで、20年かかったのだと思います。

紫舟の名言

書家になることも私が決めたわけではなく、そう分かってからは、自分の内側を見つめるという時間を大切にしています。
自分自身に答えを問う、教えてもらう、そういうことが以前よりもできるようになったような気がします。

紫舟の名言

集中力を一気に高めることは幼少のころから書をしているので自然と苦なくできると思います。
リラックスした状態で集中しています。
感情がどちらかにぶれていたり、ニュートラルではない状態にあるとき、また元気が足りないときは、よくないようです。
リラックスして自然体で生み出されるものが、一番いいものだと今は思っています。

紫舟の名言

自分が生涯で成すべきことのひとつに携われ、情熱を傾けられていることは、どうあれ感謝すべきことで幸せなことだと思っています。

紫舟の名言

(浜本 哲治)

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