中谷 宇吉郎の名言 Ukichiro Nakaya
雪の結晶は、天から送られた手紙であるということが出来る。
そしてその中の文句は結晶の形及び模様という暗号で書かれているのである。
その暗号を読みとく仕事が即ち人工雪の研究であるということも出来るのである。
中谷 宇吉郎 Ukichiro Nakaya
物理学者 随筆家 1900〜1962
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
雪の結晶に限らず、自然がもたらす全ての現象には意味と価値があり、それを読み解いていき道標にしていくことこそが、自然界で有意義に過ごしていける秘訣でしょう。
しかし今の人間界はこれができなくなり、自然界を壊していく方向に進んでいます。
最近の異常気象なども、自然界からメッセージであることは、少しその状況を感じていけばわかることでしょう。
自然界の自然に沿えなくなってしまった種は、必ず淘汰される道を歩んでしまうことになっていることは、これまでの歴史を振り返ってみても明らかなことでしょう。
自然界で沿っていくべき道は何かを、そろそろ一人ひとりが真剣に感じ取り、その方向に軌道修正していくことにチャレンジするべきですね。
どうぞ自然が何かを、目の前にある人工ではなく、自然そのもののからしっかりと学んで、その自然に沿うチャレンジを今すぐから始めていってください。
そのチャレンジは必ず、あなたの未来も人間界の未来も明るいものにしてくれますよ。
中谷 宇吉郎さんのこんな名言もありました。
自然に即して問題を良く考え、一つ一つの問題を切り離して一歩ずつ落ち着いてやれば、
まもなく全機構が明らかになることと思われます。
本当に良い研究ならば、かならず実際の役にも立つ。
そして一見迂遠な様に見えても、実際は案外早道であるというのが、本当の基礎研究であります。
中谷 宇吉郎の名言
夜になって風がなく、気温が零下十五度位になった時に静かに降り出す雪は特に美しかった。
中谷 宇吉郎の名言
何時までも舞い落ちて来る雪を仰いでいると、
いつの間にか自分の身体が静かに空へ浮き上がって行くような錯覚が起きてくる。
中谷 宇吉郎の名言
「雪は天から送られた手紙」は、対象を換えれば「堆積物は湖と海から送られた手紙」となる。
中谷 宇吉郎の名言
科学の発達は、原子爆弾や水素爆弾を作る。
それで何百万人という無辜の人間が殺されるようなことが、
もし将来この地上に起こったと仮定した場合、
それは政治の責任で科学の責任ではないという人もあろう。
しかし私はそれは科学の責任だと思う。
作らなければ決して使えないからである。
中谷 宇吉郎の名言
人間の盲点があることは誰も知っている。
しかし人類にも盲点があることはあまり知らないようである。
卵が立たないと思うぐらいの盲点は大したことではない。
中谷 宇吉郎の名言
すべての人が師であり、友である。
中谷 宇吉郎の名言
科学というものは、結局人間精神の財産である。
その点を忘れては科学の本質もその機能も共に理解することはできない。
中谷 宇吉郎の名言
これまでに紹介したさんの中谷 宇吉郎さんの名言です。
(浜本 哲治)
人工雪誕生の地の碑。北海道大学Wikipediaより