武 豊の名言 Yutaka Take
「負けたらどうしよう」ではなく「勝ったらどうしよう」とだけ考える。
そして、他人の期待より、自分自身に対する期待を大切にする。
武 豊 Yutaka Take
競馬騎手 1969~
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
何かにチャレンジしようとする時、どうしてもうまくいかなかった時のことを考えてしまうことが多いですね。
脳のメカニズムからすると、思考した、イメージしたことを実現しようとして身体に指令を出して動かしていきます。
例えば、自信を持っている人とそうでない人、同じことを言ってたとしてもすぐに分かってしまいますよね。
脳には、いいこと、そうでないことの判別はありません。
ただイメージしたことを実現しようとするだけです。
根拠のない自信でもいいんです。
元々どんな未来も誰も100%の根拠は持てません。
1時間後に何が起こるのか誰にも分かりません。
本来、夢や目標は映像化しておくのが一番ですが、言葉にしてもらうと自信や本気度はすぐに分かります。
「〜なったらいいなあ」「〜したい」「できれば〜」これでは夢は実現していきませんね。
「〜なる」「〜する」「必ず〜」まだまだ弱いですね。
「〜なった」「〜した」「すでに〜」夢は過去完了形で表現するようでなければ、本気で実現できると思っていない。ということです。
ですから映像化することが必要なんですけどね。
思考はクセ、習慣によるものです。
夢を実現していくための思考習慣を身につけていきたいですね。
他人の期待に応えようとすることもとっても大切なことです。
そのことで思わぬパワーが生まれることもあります。
ただそれだけでは自分自身の夢とかけなれていくこともありますね。
自分の夢が他人から与えられたものになると、その過程を楽しめなくなってしまいます。
これは本末転倒なことです。
他人の期待と自分自身の夢が同じであれば問題ありませんが、そこのところを見極める必要があります。
自分自身の心と常に向き合っていくこと、心の叫びをよく聴いてあげること。
これもとても大切なことです。
武 豊さんのこんな名言もありました。
考えてみると、レース中はその場その場で瞬間の判断を求められているのに『どうしようかな』なんて迷ったことなんてないような気がします。
実際、迷っている暇もなく馬は走っているし、レースは容赦なく動いていますからね。
うーん、どうやって選択しているんだろうな……。
そうか、いつも少しだけあとのことを考えて乗っているんですよ。
1コーナーでは2コーナーのこと、2コーナーでは3コーナーのことを考えてる。
直線でゴチャつきそうだなというのは3コーナー過ぎあたりで計算しているんですよね、きっと。
武 豊の名言
パドックで馬にまたがってからゴールして無事に厩務員さんに引き渡すまで、100回以上の選択が繰り返されていると思います。
武 豊の名言
自分の技術だけじゃどうにもならない。
走るのは、だって、意志の通じぬ馬のほう。
だからこそ楽しい。
馬とともに走り、馬とともに勝つのは、人生をかけて追い求めるのにふさわしい巨大な謎だから。
武 豊の名言
勝利の方程式をつかんだ?道を究めた?
そんなこと思ったこともない。
デビュー以来3500勝したけれど、出走回数は1万7000回以上。
勝率にしたら2割に満たない。
負けた数のほうがはるかに多い。
武 豊の名言
競馬は結果がすべて。
結果を競っているんであって、努力を競っているわけではない。
武 豊の名言
これまでに紹介した武 豊さんの名言です。
(浜本 哲治)