キース・ヘリングの名言 Keith Haring

キース・ヘリング(Keith Haring)Wikipediaより

僕の命はあと5ヶ月かもしれないし、5年かもしれない。
わかっているのは、僕の命はいずれ終わるってこと。
だから僕にとっては今が大切なんだ。
命が終わるまでに出来る限りのことをことやりたい。
人々の心に残るアーティストこそが、本当のスペシャリストなんだ。
僕は死ぬかもしれないけれど、本当に僕が死ぬことはない。
だって、僕はみんなの中に生きてるんだから。

キース・ヘリング Keith Haring

アメリカの画家・ストリートアートの先駆者 1958〜1990
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


キース・ヘリングさんは31歳でその生涯を終えましたが、まさに言葉通りに素敵なアートを遺してくれました。

人生、命には誰にでも間違いなくゴールが訪れます。
明日になるのか、数十年後になるのか、それは誰にも分かりません。

そして人間の能力は、時間の長さで磨かれるのではなく、その思いの強さで輝きを増すことをキース・ヘリングさんは教えてくれています。

人間は追いつめられると想像以上の能力を発揮するものですが、夢や人生に期限を設定することは、その能力を引き出すためにはどうしても必要なものでしょう。

人生に限りがあることは、たぶん誰しも思考では理解しているでしょう。

ただ夢へのチャレンジや人生を充実させていく上で、それが実践として活かされている人は少ないのかもしれません。

不治の病などで余命を宣告されなくても、私たちは生まれた瞬間に余命宣告を受けているようなものです。

人生の残り時間は意識しているでしょうか?

実際にはいつになるか分かりませんが、ゴールを意識することで毎日の過ごし方、考え方が変わってきます。

ゴールを意識するためには自分自身で決めてしまうことです。

また人間のすべての恐怖心は死の恐怖に帰結しますが、自分自身で自分のゴールを決めてしまうことで、その恐怖は和らぎますから解放される恐怖心が多くなります。

私は91歳と勝手に決めています。
残りの年数で実現したいことがあるのですが、逆算していくとあまりにも短くてうかうかはしていられません。

どうでもいいこと、どうにもならないことに時間を浪費しているのがもったいないです。

誰に何を言われても人々が幸せになることですし、人間界も自然界も健康になることですから気にもしていません。
全ての人に届くこともありませんからね。

その途中で人生を終わることになるかもしれませんが、そうなっても夢に向けて精一杯チャレンジしているので、いつ迎えても後悔、心残りもありません。

また時間がないことに焦りもありません。
何年、何十年単位で誤差はあっても、そこに向けて出来ることを精一杯やるだけしかありませんからね。

どんなことであっても命がけで取り組めば、必ず誰かの、多くの人の心に届きます。

実際には、全ての人は1秒1秒命がけで全てのことをやっていますが、そのことを意識しているかどうかで、命をかけてやるべきことなのかを判断でき、魂を込めてやることが出来るかの違いになってきます。

どうぞあなたの活動できる時間は永遠にはないことを実感してください。
1秒1秒が命がけであることを実践してください。

すぐにでもあなたの人生、環境が輝き出すことになりますよ。

キース・ヘリングさんのこんな名言もありました。

絵の具のしたたり。
そう、もしそれが起こるなら、それは起こるんだ
それは作品から何も奪わない。
滴りはまさしくあなたが、その作品をコントロールしようとしなかったということを証明するだけだ。
でもその作品はそれ自身で発展していて、もししたたるならその作品の進化の自然な場面だよ。

キース・ヘリングの名言

赤は最も強い色の一つだ。
それは血だ、それは目を持つ力だ、だから信号機は赤いんだと思うね。
そして同じく止まれのサインになっている。
実際僕はすべての絵で赤を使うよ。

キース・ヘリングの名言

素描は今でも基本的に先史時代からずっと同じだ。
それは人と世界をまとめてくれる、それは魔術を通じて生きている。

キース・ヘリングの名言

もし商業化のために、30,000ドルの絵を買う余裕がない子どもが買えるように僕の現実を、作品をシャツに使おうとするなら、僕は諸手を挙げて賛成するよ。

キース・ヘリングの名言

みんな芸術を必要としている。
そして「自称芸術家」の責任はみんなが芸術を必要としていることに気づいて少数の人たちのためのブルジョワアートを作らず、大衆を無視しないことだ。

キース・ヘリングの名言


これまでに紹介したキース・ヘリングさんの名言です。

(浜本 哲治)

キース・ヘリングの署名 Wikipediaより
キース・ヘリングの署名 Wikipediaより

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