アーシュラ・クローバー・ル＝グウィンの名言
Ursula Kroeber Le Guin

人生はよく旅に例えられますが、まさにそのものでしょう。

夢の実現も能力の成長も、目指したものを実現してもさらにその先が見えてきます。

もちろん実現や成長の結果は嬉しいですが、すぐに次の旅が始まっていきます。

人生の最期の瞬間までどこまでも旅の過程ですから、楽しめるのは旅することです。

人間の脳がもっとも歓びを感じられるのは、その成長、進化を感じられる時です。

実現した結果にももちろん歓びは感じますが、
止まらない時間の流れの中では、その歓びもすぐに薄れていって、
昨日より今日。今日より明日と自分の成長を感じることで歓びを感じ、
さらに進んで行くエネルギーを得ていきます。

夢に少しでも近づいていること、昨日出来なかったことが出来るようになる歓び。
日々の中での歓びが人間の脳への最高の刺激です。

そしてその歓びを感じさせてあげるには、旅が目的地があってこそ旅路を楽しめるように、
目指す夢があるからこそ、どれほど成長したのか、どこまで進めたのかを
脳が歓びの刺激として感じるものです。

当てもなく漂流しているだけでは、前に進んでいるようでも、
同じところをグルグル回っているだけかもしれませんし、
前に進んでいる歓びより不安の方が大きくなって、
人生の旅を楽しめなくなってしまうのが人間の脳ですね。

到着するのが楽しみで、ワクワクする目的地であること。
また一度に複数の場所にはいけませんから、旅路を充分に味わえるように、
一度にひとつの目的地にすること。

どうぞ人生の旅を充分に楽しめる秘訣を、あなたの旅行の経験を活かしてください。

アーシュラ・クローバー・ル＝グウィンさんのこんな名言もありました。

これまでに紹介したアーシュラ・クローバー・ル＝グウィンさんの名言です。

（浜本 哲治）

• アーシュラ・クローバー・ル＝グウィンの関連書籍