宮越 由貴奈の名言 Yukina Miyakoshi
「命」
命はとても大切だ
人間が生きるための電池みたいだ
でも電池はいつか切れる
命もいつかはなくなる
電池はすぐにとりかえられるけど
命はそう簡単にはとりかえられない
何年も何年も
月日がたってやっと
神さまから与えられるものだ
命がないと人間は生きられない
でも「命なんかいらない」と言って
命をむだにする人もいる
まだたくさん命がつかえるのに
そんな人を見ると悲しくなる
命は休むことなく
働いているのに
だから
私は命が疲れたと言うまで
せいいっぱい生きよう
宮越 由貴奈 Yukina Miyakoshi
5歳のときに発症した神経芽細胞腫と5年半にも及ぶ闘病生活の末、11歳という短い生涯を終えた少女 1987〜1998
Wikipedia
宮越 由貴奈さんがお亡くなりになる2ヶ月前に書いた詩だと言われています。
命を粗末にすることはもってのほかですが。
その命を削って過ごしている、時間はどうでしょう?
必ず誰にでもある人生のゴールに、刻一刻と止まることなく時間は過ぎていきますから、一瞬一瞬が命を削っていることになります。
意外にその重みを感じて過ごしている人は少ないのではないでしょうか。
どうにもならないこと、どうでもいいことに囚われている時間も命の時間です。
自然界で生を与えられて、その命を最高に活かし切るのは、進化を目指す自然界では、自分をどこまで成長、進化させられるか。
どれだけ多くの人や自然に対して役立つことが出来るかでしょう。
進化することにも、誰かの役に立つことにも終わりはありません。
人間の身体のメカニズムからして、明日目覚めることが出来ることは奇跡的なことです。
一日一生と言われるように、一日の過ごし方がその人の人生の過ごし方になります。
今日一日を昨日より少しでも成長、進化できたか。
一人でも多くの人に役立てたか。
愛以外を届けることや、自分を傷つけたり誰かを傷つけたりしている時間や、不平不満や言い訳を言って過ごすなどの、成長、進化に繋げられない時間に命を削ることは本当にもったいないことです。
どうぞ、日々精一杯の愛を届けてください。
今日に心残りがないほどに、精一杯命を燃やしてください。
電池切れのその日まで、ぜひ与えられた命を燃やし尽くしてください。
(浜本 哲治)