榊 莫山の名言 Bakuzan Sakaki

榊 莫山(Bakuzan Sakaki)Amazonより

真っすぐ前ばかり見とっても、何も見えてこんで。
人生、大事なことは横っちょの方に転がってるもんや。

榊 莫山 Bakuzan Sakaki

書家・作家 バクザン先生の愛称で知られる 1926〜2010
Wikipedia


夢を一途に見据えることと、視野が狭くなることは別物です。

到達点の一点である夢を確実に実現していくには、あらゆる可能性を模索していかなければなりません。

今はまだ実現できない未知の未来の夢がすんなり実現していくことはありません。
何度も大きな壁に行く手を遮られることもあるでしょう。

そんな時に視野が狭くなっていては、その壁を乗り越えていく道は見えてきません。

また目指す夢が手段や結果になっていても、すでに過程にしてしまうべき夢にいつまでも囚われていても、視野や可能性を狭めることになりますね。

チャレンジの一瞬一瞬にはひとつのことに全てのエネルギーを集中させて、あなたの持てる力を十二分に届け伝えていくことですが、可能性を模索する時は、あらゆる可能性を全ての出来事の中から見つけだしていくことです。

集中させることと視野を広げることを逆をやってしまっているケースはよく見かけます。

夢などの焦点を絞り込むべきものや、思考や意識を集中させる必要のある時に漠然としていたり散漫になっていて。

あらゆる可能性をアンテナを高く張ってキャッチすべき時に、目の前のことに拘りすぎていたり視野が狭くなって意識が集中されて、可能性を見つけだせなくなっているような状態ですね。

これを本来の姿にしていくだけでも、夢の実現や能力の進化に大きな違いを体感することになるでしょう。

特に人間界の現代社会は、自然界で本来最も実現が確実で早くなる、目指すべき夢の設定が曖昧であったり、手段や与えられる結果、過程を目指すことを夢であると勘違いして実現が進んでいかずに苦しんでいることは多いものです。

また気づいていない人も本当に多いですね。

学ぶ機会もなく、伝えることの出来る人も少なく、結果として夢の実現は難しいもの、苦痛がともなうものと考えられてしまっています。

本来目指すべきものでないものを夢や目標として目指せば、なかなか実現が進んでいかないのは当然です。

本来の夢を目指していれば、夢が破れるということはあり得ません。
道が塞がれて選択肢のひとつが減ることはあっても、夢自体が消えることはありません。

どうぞ子どもたちにも手段を夢とさせて無駄に苦しめないでください。

誰に、またどれほどの人にどんな幸せを届けるか。
これが本来目指すべき夢です。

そのためにどんな才能を磨き、何をするかは手段です。

どうぞあなたの才能に本来の夢を与えてあげてください。

見えなかったものも見えてきて、あなたの本来の才能が輝きを増してきますよ。

(浜本 哲治)

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