エミール・クーエの名言 Emile Coué

エミール・クーエ(Emile Coué)Wikipediaより

人間のできることなら、なんだってできるという気になれば、たとえどんな困難にあっても、いつか必ず目標を達成できる。
これと反対に、ごく単純なことでさえ、自分はとても無理だと思い込めば、たかだかモグラの積み上げた土くれにすぎぬものが、目もくらむような高山に見える。

エミール・クーエ Emile Coué

フランスの心理学者 精神科医 薬剤師 自己暗示法の創始者 1857〜1926
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


エミール・クーエさんのこんな名言もあります。

あなたが何かを行うとき「簡単にできる」と自分自身に言い聞かせなさい。
そうすれば、それは本当に簡単になる。

エミール・クーエの名言

「むずかしい」「私にはできない」という言葉を、あなたの語彙から消しなさい。

エミール・クーエの名言


無意識の言動の多くを習慣に支配されていて、その習慣の影響を大きく受ける人間です。

心身の健康に生活習慣、食習慣が与える影響の大きさを見てもわかりますね。

思わず言葉や行動に現れてしまう、思考習慣の影響はさらに大きなものです。

この思考習慣、生活習慣をいかに夢の実現、能力の進化に役立つものにしていくかは、間違いなくチャレンジの中で最重要のことになるでしょう。

どんなに高い能力、素晴らしい才能があっても、また知識や情報をたくさん持っていても、思考によるレベルの高いチャレンジの技術を持っていても、無意識に常々繰り出される言動の力を活用できなければ、それらが充分に活かされることはないでしょう。

思考習慣によって発せられる言動のエネルギーで、これら全てが相殺されることもあるでしょう。

素晴らしい才能を持ちながら、習慣によってそれを充分に発揮できない、本当にもったいないケースは非常に多いですね。

そして習慣によって才能が消されていることに気づかずに、上手くいかない現状を感じて、自分には才能がないと捉えてしまって、進化を実現できる夢を目指せなくなり、どんどん小さくまとまっていくという悪循環になってしまっています。

夢が実現していくかどうかは、まず思考習慣やそこから醸し出される言動、口癖などを見聞きすればすぐにわかります。

思考の領域で自己暗示をかけても、習慣で相殺されてはあまり効果は期待できませんね。

まずは習慣を整えることで、自己暗示の効果を充分に享受できる下準備をして、そこからが本来の効果が期待できるチャレンジのスタートです。

自己暗示の効果を最大に活用していくには「プラシーボ効果」に代表されるように、心と思考が一致して、心から信じていくことが大切なポイントになります。

そのためにはやはり、目指す夢がとても大事なものになりますね。

手段や結果として与えられるものを目指していると、必ずできないことが頭をよぎり、心からの自己暗示になっていきません。

自己暗示の言葉などは、習慣をアップデートする過程では意識して思考を働かせて言い聞かせることは、習慣を変えていく効果はありますが。

心と思考が一致せずに思考から出た暗示の言葉では、それこそ思考が働かなくなるほどに頻繁に繰り返すことでその気になることはありますが、実際に夢を実現に向かわせる効果として、それほど効果的には働かないでしょう。

自然界で本来目指すべき夢は、例えどんなに時間がかかっても実現を確信できるものになります。

あなたが追求している分野で、そういう夢の設定を明確にできているか、イメージできているかで、同じ自己暗示の言葉が雲泥の差の効果を生み出していきます。

同じ方向を目指していくにも、手段を目指すのと本来の夢を目指すのとでは、全く実現の確実さもスピードも違ってきます。

同じ未知の領域で、日々困難や壁に遭遇することも同じですが、根底で確信を持てるものかどうかはとんでもなく大きな違いになります。

力んだ思考からの自己暗示の言葉と、心からリラックスして出せる言葉の結果に与える違いをぜひ体感してください。

目指すものの違いで、自己暗示をはじめ様々なチャレンジの効果が明らかに違ってきますよ。

(浜本 哲治)

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