井上 靖の名言 Yasushi Inoue
努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る。
井上 靖 Yasushi Inoue
小説家 詩人 1907~1991
これは単純明快な脳のメカニズムですね。
脳の最大の歓びは成長、進化を感じることです。
決して誰かに与えられたことや、出来事、環境が好ましくなることではありません。
何かが実現しても、また与えられても、自分の成長を感じなければ喜びも半減してしまうことでも、また上手くいかなかったことでも、自分の成長を感じられれば充実感、満足感を感じられることからも明らかなことでしょう。
思考では結果に囚われることが多いですが、あなたの脳が真の喜びを感じるところは違います。
ほんのわずかでも成長、進化を実現するには、昨日を超えるチャレンジをすることしかありません。
少しでも成長、進化を感じられれば、そのことに心を向け、味わい、大きなエネルギーになってさらに前に進んでいく活力になりますが、全くそれを感じられなければ、周りや結果に何かを求めますが、自分の成長、進化がなければ例え上手くいっていることにも不満を感じてしまうものです。
非常にもったいないケースが、心、脳は充実感、満足感を感じているのに、結果に囚われて能力や才能を否定してしまうことです。
夢をしっかりとイメージして持って、それに向けて精一杯のチャレンジをして、あなた自身の成長、進化が実現したかどうかを日々の中で感じていくことです。
結果が全ての分野もあるでしょうが、結果に囚われすぎていると、常に結果に向けてチャレンジすることになりますから、いつも神風頼りのチャレンジになってしまいます。
結果が全てであれば、思う結果が当たり前のレベルになるようなチャレンジに、どこかで切り替えていかないと、それこそいつも結果に一喜一憂することになります。
「勝ちに驕らず、負けに腐らず」は本来しっかり夢を見据えて、精一杯のチャレンジをしていれば自然に心、脳が感じるものです。
良い結果を得ればさらに先が見えてきますから、まだまだ自分の成長、進化を目指すことになります。
結果が良くなくても、自分の成長、進化を感じてさらにチャレンジに向いていきます。
常に先を見据えている心に驕りはありません。
精一杯のチャレンジに不満は出てきません。
どうぞ日々結果や環境に惑わされることなく、あなたの夢だけを見据えて、昨日を超える成長、進化を感じられるチャレンジに勤しんでください。
(浜本哲治)
川端康成、東山魁夷とともに。長野県東筑摩郡明科町にて撮影(1970年5月)Wikipediaより