朝吹 登水子の名言 Tomiko Asabuki
せっかくこの世に生まれてきたのだから、感動なしに生きていてはもったいない。
朝吹 登水子 Tomiko Asabuki
フランス文学者 随筆家 1917〜2005
感動することもエネルギーになっていきますから、このエネルギーを感じることはとても大切なことですね。
そして他の感情のエネルギーと同様に、長くは蓄積しておけるものではありませんので、ひとつには増幅させるために感動のエネルギーを放出していくことです。
どちらかと言うと、あまり囚われたくないエネルギーにいつまでも心を向けていて放出してしまうケースの方が多いでしょう。
誰かに伝えなくても言葉や行動にするだけで、自分の中だけでもエネルギーは循環、増幅するものです。
沸々と湧いてくる感情をどんなエネルギーにするかは、まさに自分次第、フォーカス次第です。
どういうエネルギーに心を向け、放出していくかは本当に重要です。
そうは言っても、ポジティブなエネルギーもネガティブなエネルギーも、次第に鮮度が落ちていきますし色褪せてきます。
成長、進化のためには常に新鮮な刺激が必要な脳には、日々鮮度の高い感動の刺激を与えてあげることです。
ここがもうひとつのポイントである、常に感動を感じておくことです。
最近は社会環境の影響か、感動にも手間ひまがかかり人工化しています。
薬や加工食品化した食べ物同様、感覚を麻痺させられているのかもしれません。
本来感動の種子は日常の中に溢れるほどにあります。
大きな感動も大切ですが、脳を活性化して様々な能力を引き出すために与える新鮮な刺激からすれば、小さな感動をたくさん見つけていく方が遥かに効果的でしょう。
日常の中から感動を見つけることは、あなた自身の変化、進化を感じ取ることにも役立ちますから、脳を最も歓ばせることにも直結していきます。
不思議なことや、出来事の要因、本質がわかることも大きな感動になりますし、自然の摂理、真理を知り、体感していくにも日常の中の感動を見つけていくことでしょう。
感じる能力も放出する能力も、どこまでも進化していける能力です。
日常の中から感動を感じられなくなることは、進化が停滞しているとも言えるでしょう。
身体の栄養が自然のものがいいように、ぜひあなたの感性も自然で目醒めさせてください。
自然と言っても、大自然に抱かれる必要はありません。
目の前で起こる出来事の中から、どれだけ感動を感じられるかです。
これは進化のひとつのバロメーターになりますね。
あなたの素晴らしい才能、能力も自然で磨かれていくのが、もっとも進化が速いのは間違いないでしょう。
(浜本哲治)