ジャン=ポール・ベルモンドの名言 Jean-Paul Belmondo

ジャン=ポール・ベルモンド(Jean-Paul Belmondo)Wikipediaより

人生は一冊の書物に似ている。
馬鹿者たちはそれをペラペラめくってゆくが、賢い人間は念入りにそれを読む。
なぜなら、彼はただ一度しかそれを読むことができないことを知っているから。

ジャン=ポール・ベルモンド Jean-Paul Belmondo

フランスの俳優 1933〜
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


人生の時間は限られていますが、生き急いでも意味がありません。

今の瞬間は二度と来ませんし、今を生きることしかできません。

今自由にできるこの瞬間に、どんなエネルギーを乗せるかで起こることが決まってきます。

そして時間に乗せるエネルギーをどんなものにしていくかは、二度とない人や出来事などとの全ての出会いに何を感じ取るかで決まってきます。

出来事などの目に見える部分を見るだけになるか、その真意などの、本を読むとすれば行間を読むように、深く感じていけるかどうかも大切なことになりますね。

とかく思考や感情に囚われて、真意や本質は見落とされているケースは多いものです。

目に見える現象などだけに振り回されるよりは、その現象が起こる根源などを感じ、探索することが人生の真の醍醐味になるでしょう。

とてもシンプルでわかりやすい言葉や現象で綴られている、人生という書物は非常に深いものです。

その深さを味わうため、読み解くためには自然という辞書が必要になるでしょう。

そしてそのどちらも、思考だけで読もうとすると非常に難解なものになるかもしれません。

思考は、過去からの情報の蓄積だけで、一方でどんどん忘却も進んでいますから、非常に限られた情報との照合しかできません。

人生も自然も、未知の未来に向けて今をどう生きるか、どんなエネルギーを乗せていき新境地を切り拓いていけるか、進化できるかです。

過去や過去の結果である現在の延長線上に未来を見ていると、あまりワクワクする未来は見えてきません。
思考だけで読み解こうとすることは、そういうことかもしれませんね。

思感、潜在領域で、辞書、参考書である自然を、そして人生という書物を読み解いていくと、目に見える表面的なことだけでなく、目には見えないものが見えてきますし、それをベースにチャレンジしていく毎日は非常に心躍る状況になっていきます。

現代人は思考に思感を従わせようとして、過去とあまり変わっていかない単調な毎日にしてしまっている傾向にあります。

心、思感、潜在領域の情報や感じ取ったものから思考のレベルを高めていく方向に切り替えると、例え大きな変化がすぐには起こらなくても、とてもダイナミックな人生になっていくでしょう。

日々たくさん遭遇する出来事や人との出会いの中から、真意や自然界の本質を感じていくことほど人生の充実を実現することはありません。

たぶん、思考では。。。
俗に言われる「頭」では、日々一瞬一瞬が二度とない瞬間だということは誰もが理解できています。

ただそれを真に理解して、そのことを充分に活かして一瞬一瞬の深い充実を実践できている人は少ないでしょう。

深い本を読み解くには、文字の意味だけを理解したのでは、とうていその深みを読み取れるものではありません。

人生、自然という書物はどこまでも深い深い書物です。

どうぞどこまでも深く読み取れるように、思考に偏重した生活、日常から、思感から思考を鍛錬していく日常に脳の使い方を進化させてください。

人生、自然の書物を深く読み取れるほどに、同じ二度とない一瞬の生き様に、小さくて大きな変化が生まれてきます。

その変化が劇的な人生の変化をもたらしてくれますよ。

(浜本 哲治)

カンヌのパレデフェスティバルエデコングレの前の舗道にあるジャンポールベルモンドの手形。Wikipediaより
カンヌのパレデフェスティバルエデコングレの前の舗道にあるジャンポールベルモンドの手形。Wikipediaより

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