源 頼朝の名言 Yoritomo Minamotono

源 頼朝(Yoritomo Minamotono)Wikipediaより

大事を思ひはからふ者、物とがめをせず、事ならぬことを事になさず。

源 頼朝 Yoritomo Minamotono

平安時代末期から鎌倉時代初期の武将 鎌倉幕府の初代征夷大将軍 1147〜1199
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


大事をなそうと考えている者は、こまかなことを咎め立てせず、ささいなことを取り立てて問題にしない。

源 頼朝の名言


という意味ですね。

これは自然界の、そして人間の思考のメカニズムを現しているものとも言えるでしょう。

二輪車などを安定させて前に進めていくには、フラついていて足元が心配になる時ほど、遠くに視点を置くことで安定してくるものですね。

夢として目指すものでも、人間はどうしても不安になるほどに目の前に視線を落としがちですね。

また過去や今の経験や状況などで、未来の目指す地点を決めてしまうことが多くなっていて、その結果目の前の出来事に右往左往しがちです。

今を愉しむためにも、どうでもいいこと、どうにもならないことに囚われないためにも、目指す夢はできるだけ大きな、高いところを目指すことです。

元来どんなに大きな夢でも、高い目標でも、あなたがイメージできたものは、過去や今がどうであれ、あなたの才能、能力はそれを実現するポテンシャルを持っています。

植物たちは経験を重ねるほどに、どんどん鮮度も、能力も進化させていきますが、人間の場合、年齢を口実に使うことが多いですが、自然界の法則では上手くいかないことの方が圧倒的に多くなるので、その痛さゆえ目指すものが低くなったり、どんどん小さくなる枠の中から出られなくなる傾向にありますね。

現実的な目標、夢という言葉もよく耳にしますが、今より少し高いレベルであっても、大幅に高いレベルであっても、未知であることには変わりなく、目指している地点には最高のチャレンジができても80%の達成率になることは変わりありません。

人生は目指すものと現実のギャップをいかに埋めていくかを考えたり、試行錯誤していくことが醍醐味であり、愉しく、幸せを感じられるところです。

今こだわったり、囚われたりして、大きな、また多くのストレスを感じているとしたら、視点を高く遠くにしてみるといいですね。

目指す地点が変わることで、今が変わることは間違いのないことです。

もちろん本気で目指すこと、チャレンジし続けることが必要ですが、できるかどうか、できそうかどうかなどの、過去や今の情報を基にする思考で目指すものを考えようとしないことです。

ぜひ思いが実現する自然界のメカニズムを存分に活用して、あなたの素晴らしい才能、能力が、あなたの目指すものや思いで引き出されていくことを実感していってください。

(浜本 哲治)

出生跡地にある誓願寺と誕生旧地碑 Wikipediaより
出生跡地にある誓願寺と誕生旧地碑 Wikipediaより

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