西塚 泰美の名言 Yasutomi Nishizuka

西塚 泰美(Yasutomi Nishizuka)Wikipediaより

本当の独創というのは、人から見れば奇想天外かもしれないが、流行でない分野から出てきて、しかもそれが末広がりになって、結果として人類の財産になっていることが少なくないんですよ。

西塚 泰美 Yasutomi Nishizuka

医学者 生化学者 神戸大学名誉教授 1932〜2004
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


一過性の流行りの中には本質的なものがある可能性は少なく、新たな創造となり得るものはあまりないでしょう。

しかし新たな創造を何かを付け加える中に見出そうとしているケースは多く、付け加えることの中にしか、奇想天外に感じられるような独創がないと勘違いしていることは多いですね。

ひとつの分野や才能、能力などを本質、基本的な方向、洗練させる方向に向けて追求していくことの中にこそ本来の進化はあり、時空を超えて多くの人に役立つものが生まれる領域があるものです。

その領域こそが本当の驚きに値する、想像を超える発想にもなっていきます。

独創を表面的な付け加えの流行りの中に見出そうとしていると、進化の実感のない競争のようなものに巻き込まれ、疲弊していくのが関の山になるでしょう。

ミクロにもマクロにも人間が検知できる限界もあり、地球上に存在している生物だけでも、人間が知り得ているものはごく僅かなものです。

どんな分野であっても、まだまだ無限と言えるほどに追求の余地はあり、それは一人ひとりが立っている、取り組んでいる生活の中にさえ、誰にでも手の届く可能性として存在しています。

すでにこれまで生きてきた生活の中で、あなたには当たり前のことになっていることが、実は人類にとって大きな財産になるような発見になっているということがあるかもしれません。

また、今抱えている問題を表面的な解決方法ではなく、根本的な解決方法を突き止めて実践していけば、その先の領域は独創になっていく可能性は高いでしょう。

どんなことでも、既知のことを知り得たこと、すでにあることをマスターしたことで満足していては、独創や新たな発見には繋がっていきません。

知ったり、マスターしたその先に進んでいくことが大切なことですね。

人間界の便利さの追求の新たな発想の多くは、主婦、主夫業をこなしている人たちの功績だと言われています。

全ての創造、発見は、人々や自然界の進化に役立ってこそ意味や価値のあるものですから、その種子は日常の中にあります。

その創造や発見は、今地球上に存在する70億人の全ての人が実現したとしても、ごくごく一部なほどに、その奥深さや可能性はあるものです。

せっかくの人生ですから、ぜひ多くの人に役立つ創造や発見にチャレンジしてください。

あなたにしか発見、創造できないことが、自然界には必ず存在しています。
それも、ひとつやふたつではありません。
その気になれば無限にその可能性はあります。

特に今は、人間の便利さの追求ではなく、もっと本質的なところである、自然界の進化の追求へとシフトしていく必要がある時ですから、多くの発見、創造の種子が炙り出されていますからね。

あなたの素晴らしい才能を追求していく先にも、必ず新たな創造、発見の領域があります。

西塚 泰美さんはこうもおっしゃっています。

「人に学び、自然から教わる」ことが大切ですね。

西塚 泰美の名言


自然界が進むべき方向は、自然に教えてもらうのがいちばんなのは間違いのないことですね。

(浜本 哲治)

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