アーサー・クリストファー・ベンソンの名言 Arthur Christopher Benson

アーサー・クリストファー・ベンソン(Arthur Christopher Benson)Wikipediaより

状況を変えることよりも、自己を変えることの方がはるかに頻繁に必要とされる。

アーサー・クリストファー・ベンソン Arthur Christopher Benson

英国のエッセイスト 詩人 1862〜1925
Wikipedia


夢の実現、能力の開発、問題の解決など、前に進んで行こうとする時に苦労してしまうポイントでしょう。

多くの場合、目の前に遭遇した現象、状況などをなんとか変えようとしてしまいがちですが、ベクトルが外に向かっても思うようには状況などは変わっていってくれません。

むしろ意図しない方向に向かうことの方が多いでしょう。

これは例え自分の子どもであっても、自分以外の人の心などをコントロールすることができないことと同様です。

起こってしまったこと、自分のコントロールできないエネルギーが融合、共鳴して起こっている現象、状況などを変えようとしても、エネルギーの浪費になることの方が多く、これで疲労、疲弊してストレスを溜め込んでいる人は多いです。

状況を変えていこう。自分以外の誰かに気づいてもらおう。と考えるのであれば、まずは自分自身の内にベクトルは向けることです。

自分自身が変わることで環境、状況が変わっていく方が、実はとても早く確実なことです。

例えば遭遇した状況、現象などをどう捉えるかということを考え感じてみても明らかでしょう。

その現象を嫌なことだと捉えるのとチャンスだと捉えるのとでは、現象そのものは同じでも、あなたから放出されるエネルギーが違いますから、確実にその後に起こる現象は違ってきます。

全てがエネルギーの共鳴で起こる自然界の真骨頂ですね。

感情で嫌だと感じた出来事を、その出来事自体を変えようとしても、起こってしまったことは変わりようがありません。

その方向に心を奪われるよりは、嫌だと感じた感情を手放して、その現象の真意は何かを探って見つけだすという自分自身の中の変化にチャレンジした方が、遥かに時間、エネルギーの使い方としては建設的でしょう。

ことほどさように意識、思考、心のベクトルは、まず自分の内に向けていくことです。
そして変化した自分が外に醸し出されていけば、その変化に応じた反応が外では起こっていきます。

どのタイミングでも超えるのは自分自身、変えるのは自分自身だと心得ておき、それを常に実践することで不自然なストレス、疲労に悩まされることは驚くほどに少なくなっていきます。

あなたの素敵な夢の実現、素晴らしい才能の進化のためにも、ひたすらベクトルは内に向けて、溢れ出るエネルギーで成就を目指してください。

唯一コントロールできる自分の心もなかなか思うようにいかないものですが、自由にできるものに向き合うことほどやりがいがあり愉しいことはありませんよ。

(浜本 哲治)

ベンソンコート、マグダレンカレッジ、ケンブリッジ Wikipediaより
ベンソンコート、マグダレンカレッジ、ケンブリッジ Wikipediaより

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