アンリ・ベルクソンの名言 Henri-Louis Bergson

アンリ・ベルクソン(Henri-Louis Bergson)Wikipediaより

意識は生存であり、生存とは変化であり、変化とは経験であり、経験とは創造である。
即ち、意識体とは、自己の無限の創造である。

アンリ・ベルクソン Henri-Louis Bergson

フランスの哲学者 ノーベル文学賞受賞者 1859〜1941
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


人間は様々な機能が絶妙なバランスを取って、奇跡的に生きている存在です。

そして自然界が常に変化しているのと同様に、成人で60兆個あると言われている細胞が日々常に入れ替わっています。2年ですっかり細胞は入れ替わってしまいます。

2年前の自分とは姿形はそれほど変わっていないようでも、中身はすっかり入れ替わっているわけですね。

人間の経験値は、常に過去最高を更新し続けています。
例えそれが思考領域では記憶に残っていなかったり、パフォーマンスとして表現できないとしても、潜在領域には全てがインプットされて、過去の情報や能力と融合されて、自分が目指すものを実現するために活用できるように準備されていきます。

常に過去最高のパフォーマンスが可能になっているとも言えるでしょう。

人間の脳がもっとも歓ぶのは、自分自身の成長、進化を感じることです。
何かを成し遂げることはもちろん歓びの対象になるのですが、そこに自分自身の成長、進化がなければ、脳はそれを大きな歓びとは感じません。

逆に仮に成し遂げようとしたことが未遂に終わったとしても、そこに自分自身の成長、進化を感じられていれば、次への大きなステップを踏めることになります。

成長、進化を感じられるということは、未知への領域に自分自身で踏み入れるということですから、まさに創造できているということです。

変化、創造の中にしか進化はありません。
自然界は循環を繰り返して、常に進化を目指している世界です。
その自然界全体の進化は、個々の存在の進化なしには成し得ないことです。

人間も含めて自然界に存在する全ての存在が、成長、進化を実感していくことが最大の歓びになる所以ですね。

それを最高に表現できている存在が植物たちでしょう。
人間は、まだまだ充分に自然界の本質を見極められていないと言えるようです。

人間界の中でも、年端のいかない子供たちを、まだまだ成長できていない状況だと見るのと同じように。
自然界の中では、人間は何にもわかっていないヤンチャ坊主みたいに見られているのでしょう。

人間も新しい朝を迎える時には、常に新たな創造、進化ができる準備は物理的には整っています。
常に最高の経験値を備え、物理的に細胞もその経験値を携えて新たに生まれ変わっていますからね。

後はそのポテンシャルをいかに活かすかだけです。

人間の可能性は、10代をピークに年々低下していくと言われている、基本的な機能を補って余りある常に進化し続けられるものを、その脳内に無限に内在しています。

その無限を感じて、どこまで引き出していけるか。これが人生の最大の醍醐味です。

必ずしも過去最高のパフォーマンスが日々表現できるとは限りません。
自然界には波状、スパイラル状のエネルギーの動きがありますからね。

ただ昨日より低いパフォーマンスであっても、それが成長、進化だと感じられる感性を持ち合わせていくこともひとつの進化と言えますが、実際に成長、進化は単に表現されるパフォーマンスだけではありません。

ぜひ、あなたの素晴らしい才能にあなたの中にある無限の可能性を感じさせて、日々進化を実現、実感していってください。

アンリ・ベルクソンさんのこんな名言もありました。

自分の運命は、自分で開拓することを、人間は、なかなか、悟れないものである。

アンリ・ベルクソンの名言

どこまで行けるか、確かめる方法は唯一つ。
すぐにでも出発して、歩き始めることだ。

アンリ・ベルクソンの名言

無限の可能性をはらんだ未来の観念が、未来そのものよりも豊饒なのだ。

アンリ・ベルクソンの名言

これらもとても深い意味がありますが、また機会があれば取り上げたいと考えています。

他にもアンリ・ベルクソンさんのこんな名言がありました。

記憶とは活動したり、消すことのできない持続である。

アンリ・ベルクソンの名言

持続とは変化を続けることである。
変化とは、自己の中に「非自己」を取り込むことである。

アンリ・ベルクソンの名言

知性は人性についての自然的理解の欠如によって性格づけられる。

アンリ・ベルクソンの名言

本当の幸福とは善行がもたらす喜びである。

アンリ・ベルクソンの名言

変化は存在するが、変化するものは存在しない。

アンリ・ベルクソンの名言

美しいのは、奪われることでも捨てることでもなく、失うことを気にしないことである。

アンリ・ベルクソンの名言

心が受け入れようとしているものしか、目には見えない。

アンリ・ベルクソンの名言

人間は自己の弱点に気がついたときに、初めて人間を嘆かわしく思い、軽蔑するようになる。

アンリ・ベルクソンの名言


これまでに紹介したアンリ・ベルクソンさんの名言です。

(浜本 哲治)

「その著作と生涯によって、フランスおよび人類の思想に栄誉をもたらした哲学者」パンテオンに刻まれたベルクソンの碑文 Wikipediaより
「その著作と生涯によって、フランスおよび人類の思想に栄誉をもたらした哲学者」パンテオンに刻まれたベルクソンの碑文 Wikipediaより

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