北条 時敬の名言 Tokiyuki Hojo

北条 時敬(Tokiyuki Hojo)Wikipediaより

諸氏将来ノ大ヲ期スルコトハ、今日学生トシテ研鑽中ニ胎胚スルコトヲ考ヘ、之ヲ忽(ユルガセ)ニスルコト勿(ナカ)レ。

北条 時敬 Tokiyuki Hojo

教育者 数学者 1858〜1929
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


どんなチャレンジも、すぐに実を結ぶものではありません。

チャレンジを重ねて、重ねてエネルギーが満たされ、溢れてきたところでようやく動き始めるものでしょう。

どんなチャレンジでも、最初は空の容器に水を注ぐようなものです。
外からは何の変化も起きない時間が続いていきます。

それを途中で止めてしまっては、水が溢れてくる瞬間や溢れ続ける様子を見ることなく終わってしまいます。

ただ、何の変化も感じられないようなこのタイミングの時に、例えばどんなエネルギーの注ぎ方をしているか、どんな質のエネルギーを注いでいるかなどで、溢れるタイミングになった時の溢れ出し方や溢れてくるタイミングも大きく違うものになるでしょう。

未来を決めていくのは、何も学生の時だけではありません。

何かにチャレンジを始めれば、常にその過程のチャレンジ全てがどう芽吹き、育つかを決めていきます。

植物たちの活動、チャレンジはまさに見えるところより、見えないところでのチャレンジが熾烈です。

そして、例えば根を張るチャレンジの如何によって、幹や枝葉、花や結実などの結果、成果が大きく違ってきますね。

常に結果、成果などにはタイムラグのある自然界では、今のチャレンジはその多くのエネルギーが、今すぐではなくもっと遠い未来に結実してきます。

そのことを考えれば、常に未来を見据えてチャレンジし続け、常に結果、成果を受け取れるように継続させていくことが大切なことになりますね。

『3年先の稽古を今する』

相撲界で言われている言葉ですが。
常に、3年、3ヶ月、30年先を念頭において、今なにをすべきかを考え感じてください。

全てのチャレンジが報われないことはないのですが、明確に見据えたチャレンジは、必ず大輪の花を次々と咲かせ続けるエネルギーの蓄積になっていきますよ。

(浜本 哲治)

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