ロバート・ラウシェンバーグの名言 Robert Milton Ernest Rauschenberg
真っ白なキャンバスは、満ち溢れている。
ロバート・ラウシェンバーグ Robert Milton Ernest Rauschenberg
米国の美術家 1925〜2008
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
真っ白なキャンバスほどエネルギーと可能性に満ちているものはないでしょう。
そこには何でも描けます。
そして一筆入れると、そこからは深い探求の世界に入っていきます。
あらゆる可能性から、深く追求することによってどんどん広がっていく可能性と、いずれにしても可能性は無限にあるわけですが、真っさらな時の可能性は、その両方の可能性を持っているわけですからエネルギーが溢れています。
そしていつでも自由に真っ白なキャンバスにして、いくつでも絵を描いていけるのが自然界の全ての存在の人生でしょう。
自ら意図しなくても、そうなってしまうこともあります。
そうなったとしても怖れることはありません。
命を授けられている限り、自然界で可能性がなくなることはありません。
いつでも真っ白になれる覚悟があれば、何も怖いものはなくなるでしょう。
もっと言えば、どんな場面に遭遇しても常に真っ白な状態になることができれば、常に満開の可能性の下にいることにもなります。
この状態に近づいていくには、やはりあらゆる場面で、大切な場面ほど思考を手放していけるかどうかが大きなポイントになっていきますね。
人間は思考に色んなものを蓄積して、それを活用するだけでなく、それに縛られてしまうことの方が多く、自ら可能性を極めて小さいものにしています。
これでは本来の能力が発揮されることは、単純に物理的に考えるだけでも難しいということがわかるでしょう。
どうぞあなたの素晴らしい才能のために、常に真っ白を覚悟した思考と、思考を手放して思感に委ねた真っ白な状態を保つことにチャレンジしてあげてください。
最大の可能性を得れば、あなたの才能は必ず最高の能力を発揮します。
人間界のチャンスや可能性ではなく、もっとスケールの大きな自然界の無限の可能性が、あなたの才能の最高能力を引き出していきますよ。
(浜本 哲治)
『Riding Bikes』ベルリン 1998年 Wikipediaより