カール・レーヴィットの名言 Karl Löwith

 カール・レーヴィット(Karl Löwith)Amazonより

われわれはいつも「過渡期」「時代と時代との間」に生きている。

カール・レーヴィット Karl Löwith

ドイツのユダヤ系哲学者 1897〜1973
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


今は必ず過去と未来の橋渡しの位置にいます。

悠久の時の流れの中で、常に過程、過渡期にいるように、また自然界では極まることがないように、人間の夢も才能、能力もどこまでも追求できる余地があるものです。
いつも進化の過程ですね。

過程にいる時に大切なことは、過去から未来に向けての流れがあるように、その流れを見極めることです。

そしてもちろんこの流れは、人間界の不自然な流れではなく、自然界の自然な流れを読む、感じることがとても大切なことになるでしょう。

人間はこれまで人間界の流れは読んで、その流れの中で実現したいことを実現してきましたが、その流れが自然界全体の中で見ると、決して自然な方向に向かってはいませんでした。

今の人間界の状況を見れば、そのことは自明の理ですね。

今人間に求められているのは、自然の流れを読んで、感じて、その流れに沿って、またはさらに進化させられるように、今いるところから未来へのイメージを持ってチャレンジしていくことです。

自然界がどういう方向に進んでいくことが進化と言える方向なのか、自然界の全ての存在が共存共栄できて、愛だけが溢れる状態になれるのかを考えることです。

特に人間界だけは自然に沿っていない影響もあってか、愛以外のエネルギーが大いにはびこって、自分たち自身で苦しめている状況になっています。

人間界も植物たちのレベルに、エネルギーのレベルも愛のレベルも高まっていけば、かなりの進化が実現するでしょうね。

過去から今の流れの中で、人間界は成長はしていても決して進化したとは言えない現状でしょう。

そのことを感じている今を生きる私たちが、未来に向かってどう流れを読み、感じて、今の現状をいかに進化の方向にシフトしていけるかが大きな役割です。

流れはいつでも乗り降りできます。
人間界の流れが、自然に向かう方向でないことに気づいた時点で流れを乗り換える必要があります。

電車などの乗り物に乗っていて、たどり着きたい目的地に向かわない電車であれば、一旦降りて乗り換えるしかないのと同じです。

自然界で授かったあなたの生も才能も、自然界を進化させることに役立ててこそ使命を全うできるものでしょう。

ぜひ自然界が向かう進化の方向、その流れをしっかり感じて、その流れに乗って才能を発揮していってください。

間違いなく、その流れに乗っている時が最も才能が引き出される時です。

(浜本 哲治)

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