マイアー・アムシェル・ロートシルトの名言 Mayer Amschel Rothschild
多くの仕事をしようとする人は、今すぐ1つの仕事をしなければならない。
マイアー・アムシェル・ロートシルト Mayer Amschel Rothschild
ドイツの銀行家 ヨーロッパの財閥ロートシルト家(英語読みでロスチャイルド家)の基礎を築いた 1744〜1812
多くのことをこなしていくのに、一度に多くのことを始めようとすると、始めるだけでも時間がかかってしまいますし、仕上げるにも増えるほどに遅くなってしまいます。
人間の脳は一度にひとつのことにしか思考での意識は向けられませんから、この特性は最大に活用して、ひとつひとつのことに集中して仕上げていくのが、思考領域がオーバーフローすることなく最短、最速で多くのことを仕上げていくコツでしょう。
そして、この思考をひとつのことに向けて集中することは、同時にたくさんのことを処理している潜在領域にも好影響を与えることになります。
思考が働くと潜在領域は活動を止めます、これは人間の筋肉のアウターマッスルとインナーマッスルの関係によく似ていますが、アウターマッスルが働き出した部分に関連するインナーマッスルが働きを止めるだけで、全ての活動を止めるわけではなく、もちろんアウターマッスルが働いていない、他の部分では活動していることになります。
例えば何かひとつのことに集中していると、他のことに関係することの閃きなどが出てくるのは、そのことに関しては思考を手放せているからです。
思考をその他のことに向けてしまうと、その段階で潜在領域は活動を止めますから、その後の閃きなども出て来づらくなります。
潜在領域では単に閃きをアウトプットするだけでなく、その閃きの元になる情報の融合やキャッチをしていますし、様々なことを同時に行っていますから、たくさんのことを同時にこなしていくことは潜在領域に任せていくことです。
そのためにも、できるだけ一度にはひとつのことに集中して、何か他のことで閃いた場合などはメモなどを残すだけで思考を奪われないようにすることです。
このような思考領域と潜在領域の特性を把握して、それぞれの特性を活かした使い方をしてあげることが能力を最大に活用するポイントです。
やりたい多くのことをまずはインプットして、本来は何からやり始めるかの優先順位も、潜在領域に任せた方が確実に早く仕上がっていきます。
人間の思考領域で考えると、例えば毎日同じ手順、方法で。というのがいちばん効率が良いように考えられていますが、これはある意味非常に不自然ですし、脳が考えること、学ぶことを止めてしまいますから、あまり成長、進化も望めません。
ぜひあなたの脳のメカニズムと特性を把握してあげて、そのメカニズム、自然に沿った方向に能力を発揮させてあげてください。
自然に沿うだけで格段にそのパフォーマンスは高まっていきますよ。
(浜本哲治)
ロスチャイルド家(ロートシルト家)の紋章。この紋章は1822年にオーストリア政府(ハプスブルク家)より、男爵の称号とともに授けられた。盾の中には5本の矢を持った手が描かれ、創始者の5人の息子が築いた5つの家系を象徴している。盾の下には、ロスチャイルド家の家訓であるConcordia, Integritas, Industria(調和、誠実、勤勉)という銘が刻まれている。Wikipediaより