マリア・カラスの名言 Maria Callas

マリア・カラス(Maria Callas)Wikipediaより

歌に関して言えば、私たちはみんな死ぬまで、学生なのよ。

マリア・カラス Maria Callas

ギリシャ系アメリカ人のソプラノ歌手 20世紀最高のソプラノ歌手 1923〜1977
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


どんな分野をどれほど極めていこうと、追求できる領域は無限にありますから、追求している分野では私たちは最期まで学生でしょう。

それでこそ自然界の醍醐味を味わえるものですね。

そしてもちろん師として学ぶのは、最高級の存在がいいのですが、この師は自然が最適でしょう。

どんなことを学ぶ場合にも人間界でも、誰から学ぶかで大きく違ってくるのは明らかなことですね。

そして育つのを見守る立場、通常教えると言われる立場の存在に、技術的な部分を学ぼうとしがちな人間界ですが、これが多くの場合それぞれの本来の成長、進化を妨げていることになっています。

技術的なこと、方法論的なことをいくら学んでも、あまり自分自身の成長、進化には繋がっていきません。

身体的、能力的な特性がそれぞれに違いますからね。

もっと本質的なことを学ぶこと、授けることを、学ぶ側も見守る側も身につけていくことでしょう。

そしてその本質を人間より遥かに深くわきまえているのが、植物たちなどの自然ですね。

自然界で暮らす存在が最高の能力を発揮できる本質は、自然に沿っていくことです。

これを長年実践して見事に表現できているのは、自然界の先輩たちに多く、人間界ではまだまだ少ないでしょう。

ただ人間にできないのではなく、自然に沿った方向がどこにあるのか、まだそこにも気づけていないのが現状と言ってもいいでしょう。

その辺りも含めて、植物たちを師として学んでいくことでしょう。

ややもすると人間は、人間が自然界の頂点にいて自然をも支配しているような錯覚を、意識的、無意識的に限らず持っている可能性が高いですから。

人間界にどっぷり浸かっていると、自然に学ぶという発想を持てないことも多いでしょう。

人間界の中で学ぶことが最高の学びと、これまた勘違いしているケースも多いですからね。

人間界の中でだけ学ぶということは、何も知らない非常に未熟な中で、何もわからないままに閉ざされた空間の中で教え合っているようなもので、人間界でもそういう場合には、あまり有効な学びにならないのと同じように、素晴らしい学びにはなっていきませんね。

どうぞ、学ぶのであれば質の高い師を選んでください。

それも大きな事の成就にチャレンジしているほどに、質の高い師が大切になります。

本来人間同士であっても、師からは言葉や手取り足取り教えられるより、その後姿から学ぶことの方が多いものです。

そういう本質を把握できていれば、人間より遥かに質の高い師である自然から学ぶことも、決して難しいことではないでしょう。

あなたの成長、進化に師の存在は大きな影響を与えます。
ぜひ最高の師との出逢いを、あなたの思感に委ねて実現してください。

これまでに紹介したマリア・カラスさんの名言です。

(浜本 哲治)

ペール・ラシェーズ墓地にあるカラスの墓碑 Wikipediaより
ペール・ラシェーズ墓地にあるカラスの墓碑 Wikipediaより

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