岩倉 具視の名言 Tomomi Iwakura
成敗は天なり、死生は命なり、失敗して死すとも豈(あに)後世に恥じんや。
岩倉 具視 Tomomi Iwakura
公家 政治家 維新の十傑の1人 1825〜1883
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
今を生かされている存在としては、全ての人は未来の礎になるわけですから、未来の子どもたちに恥じない言動を大切にする必要があるでしょう。
また自然界に対しても同じですね。
今の言動が数十年後、数百年後、数千年後にさえ影響を与えることがあります。
例えば今の私たちが数千年前の先人の言葉に何かを感じることがあるようにです。
今だけよければ、自分さえよければ、人間界だけがよければは自然界では通用しません。
その発想が自らを苦しめることになってしまっていることを悟った方がいいですね。
健康の問題にしても、遭遇する出来事の問題にしても、個々人がもし辛い、苦しいと感じることがあるとすると、その大半が自分自身の問題ですし、その根源が今だけ、自分だけという発想にあると言ってもいいでしょう。
これを自然界の自然の流れに沿うようにしていくと、途端に嘘のように問題は雲散霧消していきます。
悩むのが人間だと言われますが、自然界には成長、進化のために必要な自然なストレスがあります。
重力などがそれです。
これがなくなると人間も他の自然界の存在も、すぐに身体がおかしくなってしまいます。
ただその自然のストレスを苦しいとか辛いとは感じません。
自然なストレスを感じることを悩むと表現しているのであれば、それは必要不可欠なことですが、人間界の悩むは不自然なストレスで心身に異常をきたすようなものに向き合うことを指しているケースが大半でしょう。
その悩みはすぐにでも全て手放すことができます。
それには自然界の摂理、真理、原理を理解することです。
人事を尽くして、天命を待つ。という言葉もありますが。
自然界では放出してしまったエネルギーは放出しなかったことにすることはできませんし、一旦手元を離れたエネルギーはすでに自分では全くコントロールできない存在になります。
ですから結果を気に病んでも仕方のないことです。
放出されたエネルギーに共鳴して起こること、起こせることしか起きませんからね。
そこに気を病む時間があれば、その先の未来を創る、今放出するエネルギーを迎えたい未来を創るものにしていくようにチャレンジする時間にした方がいいでしょう。
また自然界の全ての存在には、自然界で活動、表現できることに制限時間があります。
自然界を創り、進化させることのできる物理的な影響を永遠に与えることはできません。
そしてその瞬間がいつ訪れるかわかりません。
もし迷うことがあったら、今日が最期の日だとして後悔することがないことかどうかで選択していくといいでしょう。
ただもちろん無理とチャレンジは別物ですから、いかなる場面でも無理はいけません。
天命、自然に結果は全て委ねて、夢の実現は決して自分がどうにかなることではありませんから、我欲は手放して本来の夢の実現にチャレンジしていけば、不自然なストレスは微塵も感じなくなります。
ぜひそういう心身の環境の中で、あなたの無限の可能性のある素晴らしい才能は活躍させてあげてください。
(浜本 哲治)
岩倉使節団の面々。左から木戸孝允、山口尚芳、岩倉、伊藤博文、大久保利通。Wikipediaより