高畑 誠一の名言 Seiichi Takahata
新会社は設立当初から
『スモール・スロウ・バット・ステディ』
(ちっぽけでも、歩みも遅くても仕方がない。堅実にいこう)
をモットーにしていた。
高畑 誠一 Seiichi Takahata
日商株式会社(後の日商岩井、現・双日)の元会長 1887〜1978
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(独語)
小さく始めて、大きく育てる。
これが自然界の自然な成長、進化の流れです。
そしてそれでこそ、無理ではないチャレンジができるものでしょう。
今の人間界ではこの自然な流れを無視して、チャレンジではなく無理をすることに麻痺しているところがあり、強いられ、いつの間にかその循環から抜け出せなくなっているケースが非常に多いですね。
これは、個人にも組織にも言えるでしょう。
一旦無理をしてしまうと、チャレンジに戻ることが非常に難しくなってしまいますし、無理はどこかにしわ寄せが出てきますから、それが個人であれば心身の健康に大きな影響を与えることになります。
組織でもそうですね。
無理は本来目指すべき夢さえ、手段や過程、与えられる結果を目指す、自ら苦しんでしまう方向に向いてしまいがちです。
そうなってしまうと、たとえそれがどんなに大きなものであっても、そう遠くない未来に身動きが取れなくなってしまいます。
これは、自然界で暮らす存在にも言えることで、自然界に適応できなくなってしまって淘汰されてしまった種はたくさんあります。
自然界で栄華を誇った存在でさえ淘汰されてしまって、今には生き残れなかった種もいますね。
植物たちはこの自然な流れをわきまえていますから、決して無理はしません。
また無理をしなくても、自然界のレバレッジを最大に活用できる方法も心得ていますから、チャレンジで充分に目覚ましい成長、進化を遂げています。
人間界では、自然からかけ離れたローカルルールに沿うようなシステムになっているために、自然界の最高のレバレッジをなかなか感じられなくなっています。
自然界のレバレッジを受けていくための根源は、まさに小さく始めて、大きく育てることです。
自然界では、飛行機の離陸時に描く弧のように成果は出てきます。
どこまでも無理ではなく、精一杯のチャレンジをしていくことで実現できる成功曲線です。
あなたの素晴らしい才能の真髄を引き出すにも、どこまでも伸ばしていくためにも、決して無理をすることなく精一杯のチャレンジをしていってください。
無理はできないことをしようとすること。
チャレンジはできる最高をやろうとすることです。
(浜本 哲治)
関西系総合商社-総合商社化過程の研究