林 羅山の名言 Razan Hayashi
自分を押し通そうとするその心から、災いは生まれてくる。
林 羅山 Razan Hayashi
江戸時代初期の朱子学派儒学者 1583〜1657
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
自分の考えなどを無理に押し通そうとすることは、無理のひとつと言えるでしょう。
もちろん自分を持つことはとても大切なことです。
ただ自然界では、手段や通る道には無限の選択肢があります。
それはとても思考だけでは、また限られた時間の知識や体験だけでは把握しきれないものです。
もし自分が考えたことで大切な相棒やパートナーの中で、違和感や摩擦、軋轢を感じることがあったとしたら、これは新たな道を発見する、自分をレベルアップする最適なチャンスだと捉えてみてください。
方法、手段、選択肢も、夢や才能の追求に果てがないのと同じで、常にもっと最適なものが必ずあります。
どこまでも進化を実現していくには、こういうチャンスをしっかり捉えて、自らの成長、進化に繋げていきたいですね。
ひとりの人間の視野や視点、また見えているものは限られています。
たとえそれが多くの人数集まったとしても、全ての面を捉えることも、見えないものをすべて感じ取ることもできません。
新たな道はいくらでもありますが、固定観念、固執に囚われてしまうのが人間ですから、自然はあらゆるところに変化、進化のきっかけを用意してくれています。
同じ人でも、日々、毎瞬変化、進化していますから、いくら過去に上手くいったことでも、同じことをやっていたのでは、やがて行き詰まってしまうことは自然界の自然な姿です。
無理にいかに通そうとするかを考えるよりは、一緒に新たな道を発見、創造していくチャレンジをした方が、夢への進捗も早くなり、進化の実現もしていくでしょう。
無理とチャレンジの違いは、ここでも出てきますね。
ぜひ、遭遇する現象の真意を感じ取ってください。
無駄に起こる現象はありません。すべてに意味があります。
あなたの素晴らしい才能は、本来発揮すべき方向に向けられてこそ本領を発揮できるものですね。
(浜本 哲治)
『吾妻鏡』古活字本寛永版・林道春(羅山)の跋文 Wikipediaより