二代目 市川 猿翁の名言 Enou Ichikawa 2nd

二代目 市川 猿翁(Enou Ichikawa 2nd)Amazonより

私は伝統の継承者である。
ただし、型ではなく心の継承を第一とする者だ。

二代目 市川 猿翁 Enou Ichikawa 2nd

俳優 演出家 歌舞伎役者 1939〜


どんな才能、能力も、形にこだわり過ぎると、常に変化の著しい自然界では、必ず取り残されることになります。

アスリートなどでも、今までこういう風にやってきたから、この方法でやればいい。
というような方法論では進化は望めなく、早晩衰退していくことになります。

何を目指すのか、その本質は何かが大切で、手段や方法は無限にあり、限定してしまって可能性を狭めてしまうことでは、成長、進化は実現していきません。

これは、あらゆる才能、夢の実現に言えることでしょう。

心とは、自然界で本来目指すべき夢と通じるところがあります。

何かを創りあげることに意味があるのではなく、創りあげたもので誰かの幸せを実現できてこそ、創造したこと、ものに価値が生まれてきます。

これこそが心と言われているものでしょう。

創造したもの、愛を届けられてこそ、また、届けた人がその愛や創造したもので、幸せを感じられてこそ、夢が実現した。心が込められた。
と言えるものになります。

この本質、心が忘れ去られてくると、現代の人間社会のように、心のない、とても届かないようなものを、いかに虚飾、脚色して届くようにするかというような方向に進んでしまいます。

才能も、夢も、常に本質に向けて磨き込んでいくことです。

この本質に向けたチャレンジは、植物たちから学ぶのがいちばんでしょう。

一輪の花、一本の木の、洗練された美しさ、いつまでも見飽きることのない完成度の高さが、どこから来ているのかを、植物たちの生きざまを感じていると、その全貌が明らかになってきます。

もちろん花が咲く時だけを見ていても、その全てを感じ取れることはないでしょう。

また一度の循環だけを見ても、その本質は見えてこないかもしれません。

あらゆる場面、循環を重ねていく姿をすべて、何度も何度も見て、感じてこそ、ようやく見えてくるものでしょう。

これは才能、夢への本質への磨き込みと同じですね。

あなたの素晴らしい才能は、一人でも多くの人に幸せを届ける、幸せを実感してもらうために授かっています。

ぜひ、その本質、真髄、心の方向に磨きこみ、一人でも多くの人に届けてください。
届いてしまう、才能、愛にしていってください。

(浜本哲治)


夢みるちから-スーパー歌舞伎という未来


LINEで送る