二代目 市川 猿翁の名言 Enou Ichikawa 2nd

二代目 市川 猿翁(Enou Ichikawa 2nd)Wikipediaより

私は伝統の継承者である。
ただし、型ではなく心の継承を第一とする者だ。

二代目 市川 猿翁 Enou Ichikawa 2nd

俳優 演出家 歌舞伎役者 1939〜
Wikipedia


どんな才能、能力も形にこだわり過ぎると、常に変化の著しい自然界では必ず取り残されることになります。

アスリートなどでも、今までこういう風にやってきたから、この方法でやればいい。というような方法論では進化は望めなく、早晩衰退していくことになります。

何を目指すのか、その本質は何かが大切で、手段や方法は無限にあり、限定してしまって可能性を狭めてしまうことでは成長、進化は実現していきません。

これはあらゆる才能、夢の実現に言えることでしょう。

心とは、自然界で本来目指すべき夢と通じるところがあります。

何かを創りあげることに意味があるのではなく、創りあげたもので誰かの幸せを実現できてこそ、創造したこと、ものに価値が生まれてきます。

これこそが心と言われているものでしょう。

創造したもの、愛を届けられてこそ、また届けた人がその愛や創造したもので幸せを感じられてこそ、夢が実現した。心が込められた。と言えるものになります。

この本質、心が忘れ去られてくると、現代の人間社会のように、心のない、とても届かないようなものをいかに虚飾、脚色して届くようにするかというような方向に進んでしまいます。

才能も夢も常に本質に向けて磨き込んでいくことです。

この本質に向けたチャレンジは植物たちから学ぶのがいちばんでしょう。

一輪の花、一本の木の洗練された美しさ、いつまでも見飽きることのない完成度の高さが、どこから来ているのかを植物たちの生きざまを感じていると、その全貌が明らかになってきます。

もちろん花が咲く時だけを見ていても、その全てを感じ取れることはないでしょう。

また一度の循環だけを見ても、その本質は見えてこないかもしれません。

あらゆる場面、循環を重ねていく姿をすべて何度も何度も見て、感じてこそ、ようやく見えてくるものでしょう。

これは才能、夢への本質への磨き込みと同じですね。

あなたの素晴らしい才能は、一人でも多くの人に幸せを届ける、幸せを実感してもらうために授かっています。

ぜひその本質、真髄、心の方向に磨きこみ、一人でも多くの人に届けてください。
届いてしまう才能、愛にしていってください。

(浜本 哲治)

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