榎本 健一の名言 Kenichi Enomoto

榎本 健一(Kenichi Enomoto)Wikipediaより

喜劇を演(や)ろうと思ってやっても、喜劇にはならないよ。

榎本 健一 Kenichi Enomoto

俳優 歌手 コメディアン「日本の喜劇王」1904〜1970
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


アスリートのパフォーマンスもそうなのですが、特に思考で考えて狙ったプレーは的を射ていないケースが多いですね。

時にはジャストフィットすることもあるのですが、思考で考えたものがはまることは非常に確率が低いと言っていいでしょう。

周到に磨く技などは、思考で考えなくてもできるようにしていなければ本番ではとても役に立ちませんし、その磨きこむ方向は本質を見据えていないと深く心に届くものにも、エネルギーを最大に伝えられるものにもなっていかないでしょう。

また想定していない場面に遭遇した場合にも、思考でいちいち考えていたのでは期を逸することになってしまいますし、当を得たアクションにはなりづらいですね。

また思考がたまたまハマったり、閃きなどを引き出せた時に、その再現を思考でやろうとすることにもとても無理があって、同じパフォーマンスは引き出せないものです。

ジャストフィットするアクションは思考を経由しないことが多く、思考で考えてもわからず、思考で引き出そうとしてもまず難しいですね。

パフォーマンスのレベル、クオリティをどんどん高めていくには、思考によらず、思感、閃きの源である潜在領域から直接引き出せるようにしていくことです。

そのために思考を手放すことが重要な要素になってきます。

高いレベルのパフォーマンスの追求も、果てしなくチャレンジを続けていくことなどにも、思考は可能性を狭めたり妨げることが多く、思考を手放すことはぜひ身につけていってください。

閃きでアクションを起こすことに大きな抵抗を感じるケースも多いのですが、確かに本当に稀にしか引き出せない、クオリティも検証しようのないものでは、もちろん使えるようにはならないでしょうが、頻繁にそれも意図的に閃きをどんどん引き出せるようになれば、思考と閃きのクオリティの歴然とした違いなどを感じられるようになります。

そうなれば充分に活用する価値を実感できるでしょう。

ぜひ思考を超えた領域で、あなたの素晴らしい夢や才能は活躍させてあげてください。

(浜本 哲治)

酒席で田岡一雄の顔に接吻する榎本健一 1951年(昭和26年)Wikipediaより
酒席で田岡一雄の顔に接吻する榎本健一
1951年(昭和26年)Wikipediaより

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