サキャ・パンディタの名言 Sa kya Pandita

サキャ・パンディタ(Sa kya Pandita)Wikipediaより

立派な人は穏やかさで自他を守るが、劣った人はかたくなさで自他を苦しめる。
果実をつけた木は自他を守り、乾いた木は自他を焼く。

サキャ・パンディタ Sa kya Pandita

チベット仏教サキャ派の五先師の4番目に数えられる宗教指導者 1182〜1251
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


自らを、そして周りの人を焼いてしまっているケースが、人間界では多くなっているかもしれませんね。

付けた果実は、自然界の中でも人間は独り占めする傾向にありますが、それがそのまま人間界の中でも、我欲の赴くままに得ることばかりを考えるようになっています。

また自然界は稔った果実などの愛を届けることで、愛を与えられる循環の世界ですが、与えられれば届ける。というような逆循環になって悪循環になっているケースも本当に多くなっていますね。

まさに頑なになって、今の人間界のローカルルールに合わせようとして、自らも、大切な人も苦しめていることは多いでしょう。

愛、実りは必要としない人や存在、届かない人や存在の方が圧倒的に多いです。

届けるのであれば、心から必要としてくれる人に、せっかくですから届けた方がいいわけですから、どんどん届けてみることです。

届けてみれば、必要としてくれる人かどうかはすぐにわかりますから、どんどん次に進んでいけますね。

あなたの愛を本当に必要としてくれている人に惜しみなく届けていけば、自ずと愛は循環していきます。

この段階に至る前に、愛を届けるのを止めたり、求めることばかりを考えたりして、自然を逆行して、愛、実りのクオリティが低下していることも多くなっています。

いち早く真に必要としてくれる人に一人でも多く出逢い、クオリティをひたすら高めていった愛を溢れるほどに届けていくことです。

サキャ・パンディタさんのこんな名言もありました。

努力なしには、いい畑にも作物は実らない。

サキャ・パンディタの名言

人は長寿を願いつつ、そして老いを恐れる。

サキャ・パンディタの名言

知識があっても、性格の悪い者は捨てる。
毒蛇の頭に宝石があっても、賢者は蛇を懐に抱くだろうか。

サキャ・パンディタの名言

忠告は敵を作る。

サキャ・パンディタの名言

怠慢で努力をしない人は、力があってもだめになる。
象は力があるけれど、小さな象使いの奴隷である。

サキャ・パンディタの名言

知識をもった人を馬鹿にすると、馬鹿にした人自身に罰が当たる。
火を下に向けて持とうものなら下に向けた人の手を焼くように。

サキャ・パンディタの名言

法と不法を説く賢者は非常に多いけれど、知って実践する人は、世の中にはきわめて少ない。

サキャ・パンディタの名言

(浜本 哲治)

 サキャ格言集(岩波文庫)サキャパンディタ(著)今枝 由郎(翻訳)Amazonより

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