ハーバート・ケレハーの名言 Herbert D. Kelleher
恐れではなく愛によって結束するとき、会社は強くなる。
ハーバート・ケレハー Herbert D. Kelleher
サウスウエスト航空の共同創立者 1931〜
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
これはあらゆる組織に言えることでしょう。
もちろん家族においてもそうですし、自分自身をひとつの集合体と考えても間違いなく言えることですね。
ただ怖れなどで縛った方が、すぐに効果を感じられたり、思うようにコントロールできるような錯覚にとらわれてしまうことから、人間界では依然として怖れを主体にした組織がまだまだ多いですね。
本質にアプローチするより、表面的な体裁を整えるようにしてしまう、人間の進化の途中である姿がこういうところにも象徴的に現れています。
これは健康においても言えることです。
病は恐れるものではなく、むしろ大切なことを教えてくれている愛です。
恐れと捉えるか、愛と捉えるかで、その後のアプローチは全く違ってくるでしょう。
人間界の場合は恐れと捉えているので、排除する、闘うという手段を取ることが多くなってしまっていますが、病などは排除しても、闘っても根本的な解決になることはなく、むしろ悪化していくことになります。
またこのことは、植物たちや子どもなど人が育つのを見守っていく中でも言えることです。
問題と思わることが発生した場合に、それを恐れの対象として捉えてしまうので、人間はすぐに排除しようとしてしまいます。
植物たちが虫たちに食べられてしまうから、虫を排除してしまおうとすること。
子どもたちに悪影響を与えかねないものは、できるだけ排除して子どもたちに触れないようにしていこうとすること。
これでは決して問題の解決にも、根本的な是正にもなりません。
自然の循環の中で植物たちが健全に育たない、子どもたちに悪影響を与えるのは、自然の環境からほど遠い環境にしてしまっていることが根本的な原因になります。
現象はそのことを教えようとしています。
そしてその原因は決して全体の大きな問題ではなく、愛を持ってすれば目の前の状況からいくらでも変えていけるもので、一人ひとりが目の前の状況を変えていくことで全体が変わっていくものです。
すべての現象は愛と捉え、愛を持って対処する。
これができていけば、あらゆることが自然の循環の中で健全に大きく育っていきますよ。
根源、本質に愛でアプローチしていくことほど愉しいことはありません。
(浜本 哲治)
Southwest Airlines Boeing 737-300 Wikipediaより