内村 鑑三の名言 Kanzou Uchimura
人生の成功とは実は他の事ではない、自分の天職を知って、之を実行する事である。
大抵の場合に於ては天職は発見せられず、又実行せられずして、人は己が欲せず又己に適せざる事を為しつつ其一生を終るのである。
内村 鑑三 Kanzou Uchimura
明治~大正のキリスト教思想家 作家 1861~1930
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
人間がこの世に生を与えられて生かされているということは、必ずその果たすべき使命があります。
これが天命、天職と言えるものでしょう。
そして天命、天職を果たすために、それぞれに天才、天賦の才が与えられています。
さらに運命によって天命を果たすように導かれます。
このことは人間に限ったことや観念的なことではなく、自然の木々や草花を見ていても分かることですね。
自然の摂理とも言えることでしょう。
まずこのことをしっかり認識する必要があります。
そしてもし今それが見つかっていなくても、天才、天職を見つけることを決して諦めないことです。
探している限り、必ずあるものですから見つかります。
今の人間社会はその環境、教育の影響で、この天命、天職、天才が見つかりづらい世界になっています。
この言葉にもあるように、多くの人間が天命を果たすことなく、天才を見つけ磨くことなくその人生を終えています。
それではこの天才、天職をどうやって見つけていったらいいのか。
まずは天才を見つけるためには純粋に自分の心と向き合うことです。
今の環境や状況、過去の経験などに囚われることなく、何でも自由に出来るとしたらあなたは何をしたいのか。
これを考えるのではなく心に聴いて感じてみることです。
今の生活があるからとか、お金や時間がないからとか、もう歳だからとか、そんなことに一切囚われることなく純粋に心を感じてみることです。
子ども心を思い出してみてください。
大人のように囚われることなく、純粋にやりたいことを子どもは感じることが出来ますね。
それを大人が自分の狭い了見で、どれだけ天才の芽を摘んでいるか分かりません。
子どもの頃に純粋に憧れたこと、夢を描いていたのに諦めたり、いつの間にか忘れてしまったことの中に、あなたの天才が眠っているかもしれませんよ。
そして天才が見つかったら、それをとにかく磨いていくことです。
磨くということは、その天才を使うこと、追求することです。
この磨くことなしに、行動することなしに、その先の天職は見えてきません。
天才がそのまま直接的な天職になるとは限りません。
例えばアスリートとしての天才があったとして、アスリートが天職ではなく、アスリートを育てることが天職の場合もあります。
これはその天才を磨いていかなければ見えてこないところです。
今出来ることから、すぐに行動を始めることです。
いくら好きなことでも、それがあなたの天才であるとも限りません。
それもチャレンジしていく中でしか見えてきません。
頭で考えていても永遠に見えてきません。
またいくら天才であっても、それを磨き続けることなしに天職とすることは出来ません。
今のおかれた環境、状況の中で、これも出来ることにチャレンジしていくことです。
その中で色んなことが見えてきます。
もちろん夢や目標を明確にしてワクワク出来るものにすること、夢や目標に向けて今やるべきことにまで落とし込まないと、いくら好きなことでも天職に繋げられるほど高いレベルの継続は難しいです。
天才、天職の場合の特徴として、
「運命」
人や出来事との出会いによって、色んなことがビックリするくらいスムーズに進んでいく。
ということがあります。
この辺りも感じてみることですね。
どうぞ、必ずあるあなたの天才、天職、一度しかない人生ですから見つけて磨き上げてください。
あなたと多くの人の幸せ、充実した人生のためにも。
内村 鑑三さんのこんな名言もありました。
一日は貴い一生である。
これを空費してはならない。
内村 鑑三の名言
小さな勇気を持て。
あなたが思うことができることは、あなたができることだということ。
内村 鑑三の名言
後世へ遺すべき物はお金、事業、思想もあるが、誰にでもできる最大遺物とは勇ましく高尚なる生涯である。
内村 鑑三の名言
喜びの声を発すれば喜びの人となり、悲しみの声を発すれば悲しみの人となる。
内村 鑑三の名言
他の人の行くことを嫌う所へ行け。
他の人のいやがる事を為せ。
内村 鑑三の名言
誠実から得た信用は最大の財産となる。
内村 鑑三の名言
急ぐべからず。
何事もあせらずにゆっくり行きなさい。
内村 鑑三の名言
自己に頼りなさい。
他人に頼ってはいけません。
内村 鑑三の名言
(浜本 哲治)
内村鑑三居宅跡 Wikipediaより