ジョイス・ブラザーズの名言 Joyce Brothers
夢をかなえる前に、まず夢を持たないとね。
ジョイス・ブラザーズ Joyce Brothers
米国の心理学者 アドバイスコラムニスト 1928~2013
夢を持つことの重要性は色んな場面で言われることですね。
もちろん多くの人がそのことは知っていますが、夢を実際に実現していく人が本当に少ないのが現実です。
人間界では成功する人はわずか数パーセントだと言われています。
なぜでしょう?
その多くは夢の描き方、イメージ力の問題です。
人生は「時間制限のあるジグソーパズル」です。
80年ほど生きるとして、少なくとも3万ピースくらいの大作のジグソーパズルでしょう。
誰にでも、その人にしか完成させられない完成図が渡されています。
そして70~80%の人は、そのジグソーパズルの存在や、渡された完成図に気づかずに、自分の人生のジグソーパズル作りに取りかかることなく終わってしまう人。
また人生のジグソーパズルの存在、完成図の存在を知りながらも行動を起こさない、起こせない人を合わせて70~80%でしょう。
ジグソーパズルはご存知のように、出来上がりの絵が分からないとその作成に取りかかることは出来ません。
この出来上がりの絵をイメージすることが、まさに夢や目標を持つことです。
ジグソーパズルの存在を知らない人が行動を起こせないのは当たり前ですが、その存在を知りながら行動を起こさない人は十中八九は夢をイメージ出来ていません。
さて作成に向けて取りかかった20~30%の人の中のまた多くが、この作成を途中でやめてしまいます。
その原因の多くが、やはり完成図を明確にイメージ出来ていないからですね。
完成図は必ずその人がワクワクするものになっていますが、ぼんやりとしたものや、モザイクのかかったような完成図ではワクワクするものなのかも分かりませんし、何よりもピースをどこにはめればいいのかが明確になってきませんから、これはいくら気合いを入れていても、そうそう長続きするものではありません。
何万、何十万というピースの数があるものですから、全体像はすぐには明確に見えないかもしれませんが、一部分であったとしても、その部分だけでもクリアに見えてないと作り上げていくことは出来ません。
また過去はめたピースだけを眺めていても全体は見えてきませんから、過去に作ったところからさらに全体像をイメージしなくてはなりません。
ピースをはめる作業は、常に完成図とにらめっこしながら適切な場所にはめなければなりません。
そして時間制限がありますから、もちろん手を止めてはいけませんね。
完成図が明確になっていないとワクワクもしませんから、しばしじっとひとつのピースを見つめて立ち止まってしまうケースもあります。
継続出来ないこと、立ち止まってしまうこと、諦めてしまうことの最大の原因は夢や目標、ジグソーパズルの完成図をクリアにイメージ出来ていないことです。
このジョイス・ブラザーズさんの言葉はとってもシンプルな言葉ですが、いちばん大切なことを指摘しています。
そして最後まで完成させることを諦めずに続けた人が2~3%の人だということですね。
とりあえずまず始めることは、始めることすら出来ない人が多い中でとても大切なことですが、とりあえずのままで続けていると完成図のないジグソーパズルになってしまいますから、決して続けられるものではありません。
毎日鮮明な夢を確認していますか?
少しでもさらに鮮明にするように、見える範囲を広げるようにイメージ力を働かせていますか?
考えるんじゃないですよ。
イメージすることですよ。
2~3%になるためにまず何よりも大切なことは、夢を明確に鮮明にイメージすることです。
これまでに紹介したジョイス・ブラザーズさんの言葉です。
(浜本哲治)
1957年のジョイス・ブラザーズ Wikipediaより