ピエール・ボナールの名言 Pierre Bonnard
生活の術とは、何もかもなくしてしまいながらも、すべてを迎え入れる事が出来る術を学ぶ事である。
ピエール・ボナール Pierre Bonnard
フランスの画家 1867〜1947
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
人間はまだまだ未熟な存在ですから、知識や経験を得ても、それが思考枠などになってしまって、自然界の無限の可能性を充分に使いこなすことができません。
また上手くいかないことは、もうそれだけで自分の中から可能性として排除してしまうことが大半になっているでしょう。
特に感情的にできないこと、ダメなこと、嫌なことと決めつけてしまうことが多いですね。
これではどんどん可能性は狭まっていくばかりで、経験を重ね、失敗を重ねて達観してしまっている存在が、人間界では年齢を重ねるほどに多くなってしまっています。
本来無限の可能性がある自然界では、経験や上手くいかないことは可能性を見いだすことに使って、可能性を広げるためにあるものです。
この使い方が大いに進化の余地のある未熟なところです。
どんな現象に遭遇しても囚われや縛りなどを設けなければ、可能性が広がるばかりのワクワクする人生になっていくのが本来の自然界での姿です。
どんなことに遭遇しても年輪を重ねた樹々たちが、常に今が最高の可能性を持っているように、人間の可能性も広がるばかりです。
常にあらゆる現象を受け入れられる自分に磨き込んでいってください。
囚われやこだわり、思考を手放していく術を身につけていくことが重要ですね。
(浜本 哲治)
Dancers (1896)Wikipediaより