ニールス・ボーアの名言 Niels Bohr
エキスパートとは、ごく限られた分野で、ありとあらゆる間違いをすべて経験した人物である。
ニールス・ボーア Niels Bohr
デンマークの理論物理学者 1885~1962
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
夢を実現しようとするとき、あなたの天賦の才を磨くとき、それはある分野の一点に集中してそれを追求していくことになります。
言ってみれば、誰しもエキスパートを目指していることになります。
エキスパートとは専門分野のことを誰よりも知っていて、高度な技術を持って間違いを犯さない人のことですが、これは結果としてそうなっただけのことであって、間違いなく誰よりも多く上手くいかないこと、間違いを経験した人のことです。
誰よりもヒットをたくさん打ったイチローさんは、別の見方をすると誰よりも凡打が多いわけです。
上手くいかないことを真剣勝負の中で誰よりもたくさん経験して、それを活かしていくからこそエキスパートになれるんです。
エキスパートになろうとしているのに、失敗、上手くいかないことを怖れている人があまりにも多いですね。
またいつまでも上手くいかなかったことに心を奪われて立ち止まってしまう。
これも本当に多い現象です。
いい加減なことをやって上手くいかないのはもちろん当たり前です。
ひとつひとつを大切にして、すべてを上手くいかせようとするその心はなくてはならないものですが、大切にしているからこそ上手くいかない時に失意を感じたり、途方に暮れるのでしょうか、どんなに完璧にこなしても結局は7〜8割方は上手くいかないものですから、上手くいかないことは悲観に暮れるものではなくて、次に繋がる大切な宝物です。喜ぶべきことです。
嬉しいはずのことを経験することを躊躇しているから、いつまでも天才が輝き始めないんです。
宝物を目の前にしてネガティブになっているから夢を掴んでいくことが出来ないんです。
上手くいかないことを数多く経験することで上手くいく王道が見えてくるものです。
たまたま上手くいったことにしがみついて、上手くいかないことを経験することを避けようとするから、遥かに確率の高い上手くいかないことに遭遇した時に道が見えなくなるんです。
自分に対しても周りに対しても、上手くいかないことを体験することを良しとしない感性は考えものです。
どんなに言葉で説明しても、自分自身で体験しないことには理解出来ないことはたくさんあります。
またあなたには上手くいかなかった方法が、別の人だと上手くいくことも本当に多いものです。
失敗しないようにする、させるマインドは可能性をどんどん狭めていくだけです。
あなたの天才を輝かせるために失敗は嬉々として喜んでください。
上手くいかないことに挫けずに、数多く経験した先にあなたの夢が見えて来ます。
どうぞあなたの天才の、天職のエキスパートになってください。とことん追求してください。
追求すること、すなわち上手くいかないことを誰よりも多く経験することですね。
ニールス・ボーアさんのこんな名言もありました。
信じてはいないよ。
たとえ信じていなくても効果があると聞いたから、こうしているんだ。
ニールス・ボーアの名言
真実と明快さとは、相補的なものだ。
ニールス・ボーアの名言
パラドックスに出くわすとは、なんと素晴らしいことか。
いまや我々は、進歩をする幾ばくかの希望を持っていることになる。
ニールス・ボーアの名言
原子物理学論との類似性を認識するためには、われわれはブッダや老子といった思索家がかつて直面した認識上の問題にたち帰り、大いなる存在のドラマのなかで、観客でもあり演技者でもある我々の位置を調和あるものとするように努めねばならない。
ニールス・ボーアの名言
もし初めて量子力学を学んだ時に何の疑問も抱かないのなら、それは量子力学について何も理解していないという事だ。
ニールス・ボーアの名言
この世には、2種類の真実が存在している。
それは小さい真実と大きな真実である。
小さい真実はその反対が虚偽なので簡単に見つけることができるが、大きな真実の反対には、もう一つの真実がある。
ニールス・ボーアの名言
世の中には本当に深刻な問題があって、そういうときは笑うしか術がないのだ。
ニールス・ボーアの名言
違うよ、そうじゃないんだ。
君は思考していない。
ただ論理に支配されているだけなんだ。
ニールス・ボーアの名言
これまでに紹介したニールス・ボーアさんの名言です。
(浜本 哲治)
Niels Bohr ニールス・ボーアの署名 Wikipediaより