大西 鐵之祐の名言 Tetsunosuke Ohnishi

大西 鐵之祐(Tetsunosuke Ohnishi)

勝負に絶対はない。
しかし絶対を信じられない者に勝利はない。

大西 鐵之祐 Tetsunosuke Ohnishi

早稲田大学教授 ラグビー日本代表監督 1916〜1995


私が大学2年の時の監督で恩師である大西鐵之祐さんですが、ラグビー界では、理論家としてその名を轟かせていた方です。

数々の奇跡を実現した、その卓越した理論は本当に素晴らしいのですが、ラグビーというスポーツは理論だけで勝てるスポーツではありません。

これはもちろんスポーツに限らず、どんな分野のどんなことにおいても言えることですね。

ラグビーにはタックルという相手を防御するために頭から飛び込んでいって、身体を張って相手の前進をくい止めるプレーがあります。

このプレーは危険と隣合わせですから下手をすると首の骨を折ったりします。
私自身も何度も肩を脱臼しています。

どんなにタックルの上手なやり方を学んで練習しても、恐怖感がなくなることはありませんから、その瞬間に覚悟を決めて飛び込んでいくしかありません。

その昔は精神論と言えば日本人の専売特許のように言われていましたが、今はスポーツの現場でもビジネスの現場でも、どうも頭でっかちの傾向にあります。

確かに昭和後半の精神論は日本人の持っていた素晴らしいメンタルタフネスが歪曲されて、スポーツ現場や組織に導入されて今も残っているところがありますが、これはいただけないものです。

しかし最後はメンタルタフネスの勝負です。

大西マジックと言われ数々の奇跡を起こしてきた、大西さんのマジックの渦中に私も何度もいましたが、緻密な理論の上に理論を超えるメンタルタフネスを植え付けてきたからこそマジックは実現したものです。

究極のメンタルタフネスは死を覚悟して事に臨むことでしょうね。

命を賭して何かにチャレンジしたことはありますか?
実際には物理的に命を危険に晒してまでやることはそう多くはないでしょう。

しかし私たちは毎日どんどん短くなっていく命を賭けて生きていってます。
今日一日分の命を使って今日を生きました。
明日は命があるかどうかは誰にも分からないことです。

今の瞬間を命を賭ける気持ちでチャレンジしていくことが出来れば、メンタルタフネスは備わってきます。

勝負には絶対はありません。
九分九厘勝てないと思われた相手から何度も勝利を手にしました。

ラグビー発祥の地の英国紳士にノーサイドの精神を忘れさせるほどの屈辱的な勝利も収めました。
絶対に勝てると思った相手にいとも簡単に負けたこともあります。

このように絶対というものは存在しませんが、しかし絶対に勝てるという信念を持たなければ奇跡は起こりようがありません。

どうぞ簡単に諦めることなく、あなたを信じ切って覚悟を決めてチャレンジしてください。
一点の曇りもない信じる心があなたに勝利をもたらしてくれます。

これまでに紹介した大西 鐵之祐さんの言葉です。

(浜本哲治)

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