フリードリヒ・ニーチェの名言 Friedrich Nietzsche
夢を実現していくためには信念を持つことはとても大切なことです。
信念なくして実現はあり得ませんからね。
ただ自分の天賦の才の道を究めようとチャレンジしていく過程で、ある程度の域に達してくると、この信念が進化の邪魔をすることがあります。
どんな分野でも完全に極めてしまえるほど底の浅い分野はないでしょう。
一人の人間の生涯を賭けて追求して行っても難しいでしょう。
追求すればするほどに、さらに先があることに気づいていきます。
またその向かっている方向、やっていることが真理や自然の摂理から外れていることがあります。
自分自身で疑問を持っていることは、気づきやきっかけがあれば変えることが出来ますが、妄信しているとなかなか気づけなくなっていたり、柔軟性に欠けてしまうことがありますね。
真理と思い込んでいたことが実は違っていたということも本当に多いものです。
偉大な先人たちが追求してきた科学の分野でも、天動説が信じられていたように、ニュートン力学が古典力学と言われるようになったように、その追求、解明に終わりはありません。
また真理や摂理に沿って追求している場合であっても、その追求のアプローチ方法は無限に存在していて、近視眼的になってしまうことは可能性を狭めてしまうことになります。
こういう傾向は他の意見や見解を否定し始めるところから現れてきます。
もちろん他人の言葉に振り回されたり、目指すものを見失うこととは違います。
心、脳の柔軟性の問題ですね。
どの段階においても信念を持つことは大切なことですが、信念を持つことと柔軟性を保つことは相反するものではありません。
柔軟性を失う傾向としては、目の前に見える小さな目標を積み上げていけば、大きな目標を実現していけるという過去からの延長線上に未来を見ている人に多い兆候です。
まず出来るだけ大きな夢、理想があって、その未来から今を見て、今出来る小さな目標を設定する。
常に到達点と今を結んでいる人は柔軟性を失う傾向は少ないです。
どうぞ心の柔軟性だけは失わないように、理想を常に念頭に置きながら目の前の夢にチャレンジしてください。あなたの天才の追求をしてください。
プライドや固執に囚われることなく、どこまでも自由な心としなやかで強靭な心を持って真理、摂理に繋がる可能性の広がる夢を実現していってください。
フリードリヒ・ニーチェさんのこんな名言もありました。
友への同情は、堅い殻の下にひそんでいるのがいい。
フリードリヒ・ニーチェの名言
事実というものは存在しない。
存在するのは解釈だけである。
フリードリヒ・ニーチェの名言
およそこの世の中で、怒りという激情ほど、男性の精カをあれっと思うほど急速に消耗させるものはない。
フリードリヒ・ニーチェの名言
善にも強ければ、悪にも強いというのが、もっとも強力な力である。
フリードリヒ・ニーチェの名言
経験は、経験に対する欲望のように消えることはない。
私たちは経験を積む間は、自らを探求しようとしてはいけない。
フリードリヒ・ニーチェの名言
自分を破壊する一歩手前の負荷が、自分を強くしてくれる。
フリードリヒ・ニーチェの名言
いい手本を示そうとする者は、自分の徳に微量の馬鹿げたところを添えなくてはならぬ。
すると人は見習って、同時にその模範を眼下に見下ろす。
これが人々の好むところである。
フリードリヒ・ニーチェの名言
昼の光に、夜の闇の深さが分かるものか。
フリードリヒ・ニーチェの名言
これまでに紹介したフリードリヒ・ニーチェさんの名言です。
(浜本 哲治)
左からルー・ザロメ、パウル・レー、ニーチェ。1882年ルツェルンにて Wikipediaより