ニコラ・ボアロー=デプレオーの名言 Nicolas Boileau-Despréaux
人が天から心を授かっているのは、人を愛するためである。
ニコラ・ボアロー=デプレオー Nicolas Boileau-Despréaux
フランスの詩人 1636〜1711
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
人間の脳は、すべて生き物の脳を包含していると言われています。
そしてその脳、心の使い方は、それぞれの自由に任されていますから、すべての生き物に対する責任も負っているのでしょう。
今どれだけの人間が、その自由に対する責任を感じて、自然や地球、生き物に愛情を注いで暮らしているでしょう。
人間同士でさえ、争ったり傷つけ合ったりしていますから、そこまで心の余裕がないのでしょうかね。
自然は本来、愛だけに溢れています。
自然の営みを見て、生存競争、弱肉強食と人間は言いますが、この言葉からイメージされるような、またこの曲解を人間界に持ち込んだ人間界の愛のない世界とは、自然界の営みは全く違います。
自然を愛すると言うと、すぐに人間は人工的なものを創り出してしまいますが、朱鷺の繁殖を見ても分かるように、人工的な自然では不自然で繁殖さえも出来ないんです。
自然を愛するということは、自然のままの状態にしてあげることです。
もうそろそろ人間界でも、自然に対しても愛だけでいいのではないでしょうか。
憎んだり、恨んだり、怒ったり、悲しんだり、喜怒哀楽の感情が人間に与えられているのは、自分自身の心を高めるためでしょう。
自由を与えられていますが、決してこういう感情で他人を傷つけたり、争ったりするために与えられているのではないでしょう。
自然を学べば、愛だけの世界が自然界だと感じ取ることが出来ます。
自然は愛だけに溢れていますが、そこですべての生き物が生きられる訳ではないように、あなたが愛情を持って表現したことが、すべての人に通じるわけではありません。
時にはその愛が傷つけることになる場合もあるでしょう。
愛だけを注いでいてもこうなのですから、あえて傷つけるようなことはする必要はありませんね。
感情を抑え付けることは、また不自然なことですからそれも必要ありませんが、あなたがあなた自身に、また誰かに与える愛の糧にしていくように、どうぞあなたの心を磨くための道具にしてください。
愛するだけの人生。
そんなに難しいことではありません。
あなたがそう決心していけば、喜怒哀楽に囚われる人生より、本当に楽で素敵な心になります。
愛するために心は授かったもの。
愛を与えれば与えるほど、大きな愛に包まれる。は自然の摂理です。
ニコラ・ボアロー=デプレオーさんのこんな名言もありました。
何もすることがないという恐ろしい重荷。
ニコラ・ボアロー=デプレオーの名言
世界は愚か者でいっぱいです。
そしてそれを見たくない人は、一人で黙らなければならないだけでなく、鏡も壊さなければなりません。
ニコラ・ボアロー=デプレオーの名言
君を茶化してだます者が、君を賞賛しているように、君から思われる。
ニコラ・ボアロー=デプレオーの名言
愚か者は常におのれを凌ぐ愚か者を見出し、称賛する。
ニコラ・ボアロー=デプレオーの名言
(浜本 哲治)
Les Satires Wikipediaより