二宮 尊徳の名言 Sontoku Ninomiya
誠実にして、はじめて禍を福に変えることができる。
術策は役に立たない。
二宮 尊徳 Sontoku Ninomiya
江戸時代の農政家 1787~1856
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
自分にとっての問題が発生するとどうしても人間は、その解決に小手先の方法に囚われがちです。
これでは根本的な解決に向かうこともなく、対症療法的な表面的な解決にしか届かないことが多くなるでしょう。
本来自然界で起こる現象には、良いも悪いもなく、ただただ道標として進むべき方向を指し示しているだけです。
この本質をまずはしっかりと把握して、それから自然界の原理原則に沿って起こった現象の真意を掴んでいくことです。
ここがまさにこの言葉が言っている「誠実」にということになるでしょう。
まず自然界の本質、原理原則に「誠実」になることだけで本来人間界で考えられがちな感情的な「禍」というものは存在しなくて、全ては「福」だけなんだということも理解できていくでしょう。
そうすれば表面的な策に溺れることもなく、本質を捉えたアクションを起こすことができます。
どうぞ目の前で起こる全ての現象は素晴らしいことなのだという実感が持てるようになっていってください。
これは日常の中から育んでいくしかありません。
この実感をあなたの才能、能力に授けてあげられていけば、あなたの天賦の才である天才が無敵に向かっていくでしょう。楽しみなっていきますね。
二宮 尊徳さんのこんな名言もありました。
私が倹約を尊ぶのは、その後に活用することがあるからである。
住居を簡素にし、服や食を粗末にするのは、資本を作り、国を富ませ、万人を救済するためである。
目的があるのが倹約である
二宮 尊徳の名言
私の本願は、人々の心の田の荒廃を開拓していくことである。
天から授けられた善の種である仁義礼智を栽培し、善の種を収穫して、各地に蒔き返して、日本全体にその善の種を蒔き広めることである。
二宮 尊徳の名言
人々にはそれぞれ長所もあり、短所があるのは仕方がない。
相手の長じているところを友として劣っているところは友としてはいけない。
人の短所を捨て、長所を友とするのだ。
二宮 尊徳の名言
キュウリを植えればキュウリと別のものが収穫できると思うな。
人は自分の植えたものを収穫するのである。
二宮 尊徳の名言
貧となり富となる。
偶然にあらず、富も因て来る処あり、貧も因て来る処あり。
人皆貨財は富者の処に集まると思へども然らず。
節約なる処と勉強する所に集まるなり。
二宮 尊徳の名言
これまでに紹介した二宮 尊徳さんの名言です。
(浜本 哲治)
二宮尊徳の像(小田原市西大友)Wikipediaより