小澤 征爾の名言 Seiji Ozawa

小澤 征爾(Seiji Ozawa)Wikipediaより

親の方が子供から得ることがよっぽど多いですよ。
それと同じで、教えるということはとても勉強になる。

小澤 征爾 Seiji Ozawa

指揮者 1935~


子育てとよく言われますが、育つのは、育たなければならないのは親の方でしょう。
決して育てる、育ててやるというような発想を持っては上手くいかないですね。

人間が唯一自由にできるのは自分自身だけですから、たとえそれが子供であっても、その心を思い通りにすることは不可能と考えておくことが大切です。

親としてできることは自分自身が実際にチャレンジしている後ろ姿を見せて、気づかせてあげることくらいでしょう。
自分がチャレンジもしていない状況で何を言っても届くことはありませんし、気づくことも難しくなりますね。
どこからか借りてきたような言葉や行動が届くことも、感動を誘うこともありません。

そういうことも含め、子供を育てるということは親が育つことだと理解することです。

一方でこの言葉にあるように、教えることが自分自身の勉強になるということも事実です。
教えるためには、自分が身につける以上に深く知り、体得していなければ教えられません。
教えることで自分自身が深く掘り下げて追求することになるでしょう。

そして真の気づきや理解を届けるには、もちろん自分自身がチャレンジしていることです。

何かを成し遂げるための本質は、それがどんなことであっても同じところにありますから、同じことをしていなくても、届ける言葉や行動にインパクトを持たせるためには自分自身が懸命にチャレンジしていることが必要不可欠になります。

どうぞ自分自身の進化のために大いに教えてください。
そしてチャレンジする後ろ姿を見せて、深い気づきを届けてください。
そこから未来の大きな芽が育ってくることになりますよ。

小澤 征爾さんのこんな名言もありました。

日本人がどこまで西欧音楽を理解できるかという壮大な実験をしてきた。

小澤 征爾の名言

これまで生きて、悲しみを味わった経験。
悲しみは、人から教われないからね。
自分でわかんなきゃ、わかんないわけだから。

小澤 征爾の名言

言葉よりも音楽の場合はね、本当にニュアンスの差がちょっとで違うから、幅というか高さなのか知らないけど、奥深いんですよ。
それを指揮者の場合は、意識してやっておかないと、味が出ないっていうかね。

小澤 征爾の名言

楽譜に書いてある通り、非常に几帳面にやって、規則に合ったことをやって「はい、これで終わり」の演奏会をされたら、みんなバカバカしくなって、音楽会に来なくなっちゃいますよ。

小澤 征爾の名言

集中力っていうのは、天才のものじゃないんだ。訓練だ。

小澤 征爾の名言

実際にその悲しみを体験しなくても、そういう悲しみが人生の中にあるってことを、わかっただけでもだいぶ違う。

小澤 征爾の名言

音楽は非常に「個」の強いものです。
一人一人の経験の中から、じわじわっと出てくる。

小澤 征爾の名言

僕が思うこの悲しみは、この人たちとは違うんだ、と思ってはやってはいないんですよ。

小澤 征爾の名言


これまでに紹介した小澤 征爾さんの名言です。

(浜本 哲治)

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