小津 安二郎の名言 Yasujiro Ozu

小津 安二郎(Yasujiro Ozu)Wikipediaより

しかし世の中なんて、みんなが寄ってたかって複雑にしてるんだな。
案外簡単になるもんさ。

小津 安二郎 Yasujiro Ozu

映画監督 1903~1963
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


自然界は常に非常にシンプルです。
それを人間はどんどん複雑にしてしまっています。

ひとりの人間としても、日々遭遇する様々の現象を複雑な方へ複雑な方へと考えて、不自然なストレスの多い状況に自らしてしまっています。

全ての現象をシンプルに理解して、シンプルに対応していくには、やはり自然界の原理原則を理解して、実践、体得していくことです。

自然界の真理、原理原則はどこまでもシンプルなものなのですが、その理解、実践を妨げているのは、全てが複雑に捉え、考え、行動してしまう人間の方に原因があります。

また、自然界での進化はシンプルになっていく方向にありますが、これも人間界ではどんどん複雑化してしまっています。
日々抱えきれないほどのものを抱え込んで、自ら苦しんでいます。

進化のためにも、真の夢を実現していくためにも、どんどん手放していくことです。
当初は、これまであまりにも抱え込んでいたため、手放すことに不安を感じるかもしれませんが、手放せるほどに自然界のシンプルな原理原則を捉えやすくなっていきます。

どうぞシンプルにシンプルになっていってください。
全てをシンプルに削ぎ落としていけるほどに、素晴らしいものが見えてきますよ。感じられますよ。

小津 安二郎さんのこんな名言もありました。

日本的なものが、大きなことを言えば一番世界的に通用するもんなんだよ。

小津 安二郎の名言

家族制度の決壊と、いわゆる人情ばなしで、家族の中の人のエゴイズムを描いたものです。

小津 安二郎の名言

社会性がないといけないと言う人がいる。
人間を描けば社会が出てくるのに、テーマにも社会性を要求するのは性急すぎるんじゃないか。
ぼくのテーマは『ものの哀れ』という極めて日本人的なもので、日本人を描いているからにはこれでいいと思う。

小津 安二郎の名言

昭和四、五年ごろ撮った『東京の合唱』(コーラス)で高嶺秀子を使ったことがありました。
大変カンのいい子でよい俳優に成長しましたがこういう人はマレですからねぇ。
子役もキチンと学校に通って良識を身につけなければいけません。

小津 安二郎の名言

私は画面を清潔な感じにしようと努める。
なるほど汚いものを取り上げる必要のあることもあった。
しかし、それと画面の清潔・不潔とは違うことである。
映画ではそれが美しくとりあげられなくてはならない。

小津 安二郎の名言

映画というのは、実は力のある脇役が主役なんだよ。

小津 安二郎の名言

日本的なものが、大きなことを言えば一番世界的に通用するもんなんだよ。

小津 安二郎の名言

いたずらに激しいことがドラマの面白さではなく、ドラマの本質は人格を作り上げることだと思う。

小津 安二郎の名言


これまでに紹介した小津 安二郎さんの名言です。

(浜本 哲治)

『晩春』(1949年)のポスター。Wikipediaより
『晩春』(1949年)のポスター。Wikipediaより

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