東山 魁夷の名言 Kaii Higashiyama

東山 魁夷(Kaii Higashiyama)Wikipediaより

帰着点と思えたところが出発点。

東山 魁夷 Kaii Higashiyama

日本画家 1908~1999
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


無限の可能性のある自然界では終着点はありません。
常にその先があるだけです。

自然界に存在するものの終着点、ゴールは必ず存在しますが、そのゴールまでにどこまで辿り着けるかが自然界での人生のチャレンジです。

一見ゴールを迎えたと感じられる場所でも、必ず目指すべき地点はあります。
それが見えないとしたら、見ようとしていないか、思考ばかりを働かせて、心で感じようとしていないからでしょう。

たとえそれがどんな分野のどんなことであっても、自然界の進化のために愛を届けるチャレンジは常に今が出発点だと感じてチャレンジを続けていってください。

その一点に注ぎ込まれるエネルギーが素晴らしい境地に連れていってくれますよ。

東山 魁夷さんのこんな名言もありました。

「描いてほしい」という植物の声が聞こえる。

東山 魁夷の名言

ようやく絵の道の入口にたどり着いたような気もします。

東山 魁夷の名言

無常と流転。
流転とは生きているということ。

東山 魁夷の名言

私は人間的な感動が基底になくて、風景を美しいと見ることはありえないと信じている。
風景はいわば人間の心の祈りである。
私は清澄な風景を描きたいと思っている。
汚染され、荒らされた風景が、人間の心の救いでありえるはずがない。
風景は心の鏡である。
庭はその家に住む人の心を最も良く表すものであり、山林にも田園にもそこに住む人々の心が映し出されている。
河も海も同じである。
その国の風景はその国民の心を象徴すると言えよう。

東山 魁夷の名言

風景とは何であろうか。
私たちが風景を認識するのは、個々の目を通して心に感知することであるから、厳密な意味では、誰にも同じ風景は存在しないとも言える。
ただ、人間同士の心は互いに通じ合えるものである以上、私の風景は私たちの風景となる得る。
私は画家であり、風景を心に深く感得するのには、どこまでも私自身の風景観を掘り下げるより道はないのである。

東山 魁夷の名言


これまでに紹介した東山 魁夷さんの名言です。

(浜本 哲治)

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