小倉 昌男の名言 Masao Ogura

小倉 昌男(Masao Ogura)Amazonより

年功ではなく能力の有無を中心に考えるというのは正しいと思うけれど、だから能力の高い人を大事にし、能力の低い人はいないほうがいいというような言い方を聞くと、ちょっと違うのではないかと思う。

小倉 昌男 Masao Ogura

実業家「宅急便」の生みの親、1924〜2005
Wikipedia


自然界の法則として20:80の法則、20:60:20の法則があります。

組織は2割の存在で全体の8割の成果を挙げている。
また、組織が進みたい方向に向かう存在が全体の2割、そっぽを向いてしまう存在が2割、そのどちらか牽引力の強い方に引き摺られてしまうのが6割。

この法則はどんな組織であってもこの割合に分かれてしまいます。
そして自然界の木々や草花、動物、昆虫たちの生態系にも当てはまる法則ですね。

そしてこの法則の不思議であり、素晴らしいところは、そっぽを向いてる2割の存在を排除してしまっても、残った存在の中でまた20:60:20に分かれてしまうというところです。

人間界の組織や人間界そのものは、すぐに排除しようとしてしまいがちですが、これでは自然界の自然に逆らってしまうことになります。

仮に組織が求める能力が高くない存在がいたとしても、それぞれの存在には必ずその存在にしかできない能力が備わっています。
それを引き出し、活用していくことをリーダーは感じ取り、考えることです。

簡単に排除するということは、組織やリーダーの能力に問題があると考える方が自然に沿っているでしょう。

どうぞ自然界の自然な法則を理解して、自分自身のリーダーとして、組織のリーダーとしてリードしていってください。
きっと自然界の無限の可能性を実感することになりますよ。

小倉 昌男さんのこんな名言もありました。

うちの会社には『安全第一、営業第二』というモットーがあったが、毎月の会議になると営業第一になり、決算月になると利益第一になってしまう。
それで宅急便を始めたときも『サービスが先で、利益は後だ』というモットーを作って社内に徹底させた。

小倉 昌男の名言

儲からないから止めてしまうというのでは情けないではないか。
それをやるのが経営者の意地ではないか。

小倉 昌男の名言

物事には裏と表がある。
デメリットを恐れたら発展はない。
メリットをそれ以上に大きくすればいい。

小倉 昌男の名言

数千人の社員にいろいろなことを徹底させるには、短い言葉で伝えないと浸透しない。

小倉 昌男の名言

宅急便は一生懸命にお客様にサービスしようという精神があったから伸びた。
おかげで過疎地の営業所でも一年たつと必ず黒字になる、いや過疎地ほど荷物が出るんです。

小倉 昌男の名言


これまでに紹介した小倉 昌男さんの名言です。

(浜本 哲治)

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