ジョン・ラスキンの名言 John Ruskin

ジョン・ラスキン(John Ruskin)Wikipediaより

賢者は、常に万物のうちに自己への扶助を見出す。
というのは、彼らに授けられた才能は、森羅万象から、良いものを引き出すことにあるからである。

ジョン・ラスキン John Ruskin

イギリスの思想家 美術評論家 1819~1900
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


偉業を成し遂げた人たちは、何か特別能力があった訳ではなく、自分の追求したいことを誰よりも深く掘り下げ、遠くに辿り着いた人たちです。

誰よりもたくさんヒットを打った野球選手は、同時に誰よりも凡打を繰り返しています。
誰にも見つけられなかった物を見つけた人は、やはり誰よりも多くの失敗の体験をしています。

彼らが特別な人間で、元々強靭な心を持っていたから実現したことでしょうか?
彼らもやはり同じ人間で、心も身体も元来大きな差はありません。
喜怒哀楽もあれば、私たちと同じように普通の人間で弱いものです。

一流のアスリートでも、他のことは全くダメなこともありますし、多少興味を持った他の競技でもなかなか上達しないことは多いものです。

やはり何事も多少興味を持つ程度では一流にはなれないでしょう。

彼らが大きく違うのは、ひとつはこの部分ですね。

すべてを賭けて打ち込めるものを見つけ、そしてそれを実践したこと。

これは何よりも大切なことです。
その決断をして取り組むことで、次の大きな特質に繋がっていきます。

何かを極めようとしていくと、膨大な失敗や上手くいかないことを即座に経験していくことになりますから、本当に極めたい道であれば、その果てしなく続く失敗にその都度足を止めてはいられません。

そして結果として、遭遇する出来事の全てから良いものだけを、自分の道に役立つことだけを見て、感じるようになっていきます。

もちろん失敗からも学びますが、追求の手を止めたり、どうでもいいことどうにもならないことに心を奪われている時間がもったいないことを知っていますから、周りから見ると能天気に見えたり、ポジティブに映ったり、この言葉にもあるように元々そいう才能があったように見えます。

しかしこの才能は後から授かったものでしょう。

多少ポジティブ、ネガティブな差が仮にあったとしても、道を極めようとする中で遭遇する失敗の量からすると差がないに等しいでしょう。

この才能を授かるために、本来授かった天賦の才を活かすものを見つけ、それを極めようとすることがまず、第一に重要なことです。

全てを賭けてやりたいことに真剣に取り組むこと、全ての起こることから自分に役立つことだけを見つけること。

これは誰にでも、その気になれば今すぐにでも出来ることです。

より深く、より遠くに辿り着くためには、どうしても必要なことですね。

あなたにしか辿り着けない分野、領域は必ずあります。

あなたの心が感じている夢が、まさにそのものでしょう。

あなたが本気になりさえすれば、誰よりも深く、遠くに辿り着けますよ。
そういう天賦の才は必ず与えられていますからね。

本気モードになっているかどうかは、遭遇する出来事から何を見出しているかが、バロメーターになるかもしれません。

ジョン・ラスキンさんのこんな名言もありました。

ものごとを正しく見るには、たった一つのやり方しかない。
物ごとの全体を見ることだ。

ジョン・ラスキンの名言

一人の人間の歴史において、もっとも重要なことは、その人が何を目的としたかということである。

ジョン・ラスキンの名言

進歩が生まれるのは、多様性の中の選択からであって、画一性を保持するからではない。

ジョン・ラスキンの名言

勤勉のない人生は罪であり、芸術のない勤勉は野蛮である。

ジョン・ラスキンの名言

本当に悪い天気なんてものはない。
ただ、さまざまな種類のよい天気があるだけだ。

ジョン・ラスキンの名言

死ぬべき時を知らない者は生き方を知らない。

ジョン・ラスキンの名言

概してすべての大きな失敗の奥底にはうぬぼれが潜んでいる。

ジョン・ラスキンの名言

何を考え、何を知り、何を信じているかは、結局は取るに足らないことだ。
唯一重要だと言えるのは、何をするかだ。

ジョン・ラスキンの名言


これまでに紹介したジョン・ラスキンさんの名言です。

(浜本 哲治)

ジョン・ラスキンの署名 Wikipediaより
ジョン・ラスキンの署名 Wikipediaより

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