ジャン=フランソワ・ミレーの名言 Jean-François Millet
他人を感動させようとするなら、まず自分が感動せねばならない。
そうでなければ、いかに巧みな作品でも生命を持たない。
ジャン=フランソワ・ミレー Jean-François Millet
フランスの画家 1814〜1875
作品や届けたものには技術的なものもさることながら、そこに込められた心、思いのエネルギーが受け取った人に届きます。
技術的な差がない場合は、そこに込められた心、思いの差を感じます。
そして心や思いは、その場で込められる部分はわずかで、そこに至までの全ての思いや心が注ぎ込まれることになります。
長い時間をかけて創り上げる、その過程全てでの思いのエネルギーが、ひとつの作品、技術などには入ります。
自然界の放出されたエネルギーの原理ですね。
同じようなものでも、心に琴線に触れるもの、そうでないものがあることを見ても分かります。
それはテクニックなどをはるかに超えた強いエネルギーですから、多少の技術差などは凌駕してしまいます。
愛する気持ちを持って取り組んだものと、嫌々やったものとでは、目に見える部分でも明らかな差が生まれますが、それ以上に心に届くかどうかでは雲泥の差になってしまいます。
毎日の夢の実現や天賦の才磨きは、嬉々として感動とともに取り組めているでしょうか?
あなた自身の歓びや感動の心が、そのまま届ける人の心に届きます。
どうぞ全ての過程において、あなたの心の状態がどうかを細心の注意を払って取り組んでください。
これまでに紹介したジャン・フランソワ・ミレーさんの言葉です。
(浜本哲治)
『晩鐘』1857年 - 1859年、オルセー美術館 Wikipediaより