松尾 芭蕉の名言 Basho Matsuo

松尾 芭蕉(Basho Matsuo)Wikipediaより

古人の跡を求めず、古人の求めたる所を求むべし。

松尾 芭蕉 Basho Matsuo

江戸時代前期の俳人 1644~1694
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


先人たちが遺してくれた素晴らしい財産で私たちは生活できています。

そして自然の全てがそうであるように人間もまた完成はありません。

先人たちも、誰もが道半ばでその人生を終えることになったでしょう。

自然自身が常に変化、進化していますから、これからどこまで人間の進化が進んでも、自然の命のある限りは極まることはないでしょう。

そんな中で、先人の遺してくれた財産だけで過ごしていくことは、もちろん人間界の進化には繋がりませんし、未来の子どもたちに素晴らしい世の中や自然は遺していけません。

また先人たちが追求してきた方向も、今の人間界が自然界を破壊している現状を見ると、必ずしも真理、自然の摂理の方向に追求が進んできた訳でもありませんね。

先人の真意が、後世で違った方向に歪曲されていることもあるでしょう。

進化を目指す方向が自然のルールに沿っているかどうかは、常々チェックしていく必要がありますが、先人が残してくれた足跡を、さらに真理に向けて追求していくことが、少しでも未知の領域に踏み込んでいくことが、私たちに求められている役割でしょう。

世紀の大発見ではなくても、あらゆる分野のあらゆることに、さらに追求できる領域が残されています。

どうぞあなたの関わっている分野のあなたが携わっていることを、あなたにだけ与えられた才能で、先人が辿り着けなかった領域へと追求していってください。

未開の地はあなたの周りに溢れるほどあって、あなたに発掘されるのを心待ちにしていますよ。

くれぐれも自然に沿った方向で、今が進んでいるか、これから進んでいくかには細心のチェックをしてください。

自然を崩していく方向の追求は、未来の子たちに自然を残せないことに繋がっていきますからね。

松尾 芭蕉さんのこんな名言もありました。

誰かの話しをよく聞いて、自分もそれを若干感じたなと思ったことは直ぐに行動を起こす。

松尾 芭蕉の名言

不易流行
(いつまでも変わらないものの中に新しい変化を取り入れること)

松尾 芭蕉の名言

風雅の流行は
天地とともにうつりて
只つきぬを尊ぶべき也

松尾 芭蕉の名言

旅に病んで
夢は枯野をかけめぐる

松尾 芭蕉の名言

古池や
蛙飛び込む
水の音

松尾 芭蕉の名言

おろかなる者は
思ふ事おほし

松尾 芭蕉の名言

月日は百代の過客にして
行きかう年も 
また旅人なり

松尾 芭蕉の名言

物言へば
唇寒し 秋の風

松尾 芭蕉の名言


これまでに紹介した松尾 芭蕉さんの名言です。

(浜本 哲治)

氣比神宮にある銅像 Wikipediaより
氣比神宮にある銅像 Wikipediaより

LINEで送る