アナイス・ニンの名言 Anaïs Nin
私たちは物事をあるがままになんて見てない。
見たいように見ているの。
アナイス・ニン Anaïs Nin
フランス生まれの米国の著作家 1903〜1977
人間はあるがままに見ているようで、必ず人それぞれの感情や視点で物事を見てしまうものですね。
ひとつの同じものを見ても、感じ方は100人いれば100通りあるものです。
これはあなたの才能に関しても同じでしょう。
追求の過程で色んなことを言われるでしょうが、色んな捉え方、見方があるのだという学びにしておくことが、まずは大切なことですね。
ひとつひとつの声に振り回されていては、あなたらしさを追求することも、誰かを幸せにする愛にもなっていきません。
あなたの才能や才能が生み出す愛で生きていこうと考えている場合、あなたの夢はその才能や愛で多くの人を幸せにすることを目指しています。
ただ多くの人に届けたいがために、最初から万能を目指していっても、結局は誰にも届かない愛になってしまいます。
才能や愛を磨き込む方向は、まずは出来るだけピンポイントに一人の人を幸せに出来るものにしていくことです。
そして一人の人を幸せに出来たその才能や愛を、さらに多くの人に届けるためには、そこからさらに深くシンプルな方向に、自然に近づける方向に追求していくことです。
愛や才能はシンプルであるほど、自然に近づくほどに応用範囲も広がりますから、届けられる範囲も広がっていきます。
この逆をやって行き詰まっているケースは多いものですね。
誰かを幸せに出来るものにしていく前に、万能を目指して中途半端にしてしまったり、誰かを幸せに出来た後に色んなものを付け加えたり、複雑にする方向に追求して多くの人に届けようとしたりですね。
また誰かを幸せに出来ている才能がありながら、さらに追求していくことをしなかったり、多くの人に届けようとしていない非常にもったいないケースもあります。
今までにない人類が進化するような発見は、何も最新機器の揃った研究室でだけ見出されるものではありません。
そういう発見は人々を幸せにするものですから、生活している日常の中にこそたくさんヒントがあるものですね。
あなたの才能、能力をどこまでも追求していけば、必ずそういう発見に出会います。
まずは一人の人をあなたの愛や才能で幸せにすること、そしてさらにシンプルに自然に近づけるように磨き込んでいくことです。
百人百様の自然界で、夢を実現していく方向を間違えないでくださいね。
これまでに紹介したアナイス・ニンさんの言葉です。
(浜本哲治)
アナイス・ニンの署名 Wikipediaより