ヘロドトスの名言 Herodotus

ヘロドトス(Herodotus)Wikipediaより

逆境には、人間のなかの強さや資質を引き出す力がある。
逆境がなければ、それらはいつまでも眠ったままだ。

ヘロドトス Herodotus

古代ギリシャの歴史家 紀元前485〜420
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


2000年以上前から言われていることですね。

逆境の最中にあると、なかなか感情も心もコントロールしづらいものですが、したたかにこの言葉にもあるように自分の内側に意識を向けて、引き出されるものを愉しみ感じることです。

私はフォーカスシフトと呼んでいますが、起こった出来事や、溢れてきた感情などにいつまでも心や意識を奪われていては、せっかくの才能の発露のタイミングを逸することになります。

またその状態では、脳の潜在領域への刺激もいい刺激になりませんし、能力や情報も受けづらくなりますから、せっかくある能力が眠ったままになってしまいます。

感じる感情などを感じないようにしようとすることも感情に囚われていることになりますし、感情をコントロールすることは非常に難しいことですから、これはやめた方がいいでしょう。
嬉しい感情なども抑えようとしてしまいますからね。

感情を感じることがいけないのではなく、感情にいつまでも囚われていることでチャンスを逃したり、問題を引き起こすことになったり、才能の進化に繋げられなくなるわけです。

例えば逆境、苦難に遭遇した場合に、出来事自体や感情に囚われている心を「この出来事は、何を言おうとしているのか。」「何を教えようとしているか。」ということにいち早く心を向けることです。

思考や思考習慣の活躍の場ですね。

全く別のことを考えたり、心を向けてしまうことは、せっかくのチャンスを逃したり、逃げることにもなりますから、学びを得るためには、少しだけ焦点を当てる、フォーカスするものを変えていくことです。

どうでもいいことは心を向けない方がいいですし、起こってしまった出来事自体などはどうにもならないことですから、学びを探索するようにフォーカスしていくことです。

ヘロドトスさんのこんな名言もあります。

起こるかもしれないことを恐れて、何もしないより、たとえ良くない結果に終わったとしても、大胆になって危険を冒す方がいい。

ヘロドトスの名言


チャレンジの結果からいかに学ぶかも、フォーカスシフトの活躍の場です。
起こるかもしれないことより、夢にフォーカスできるかどうかです。

夢に向けてチャレンジした結果起こること全てにも、逆境にも、必ず意味があって大きな学びを得られるものです。

いかに出来事や感情に心乱されている状態を早く脱して、学びを得たりチャンスを掴んで、能力の進化や潜在能力の引き出しに活用していくかです。

ほんの僅かなフォーカスの違いと、いかに早くシフトできるかで才能、能力の進化は大きく違ってきます。

一日や生涯の限られた時間の中で、この僅かの差の積み重ねがとんでもない差を生み出してきます。

ぜひフォーカスシフトを上手に活用して、あなたの素晴らしい才能をどんどん進化させていってください。

これまでに紹介したヘロドトスさんの名言です。

(浜本 哲治)

オクシュリンコス・パピルス 2099から発見された『歴史』8巻断片。2世紀初頭に記されたものとされる。Wikipediaより
オクシュリンコス・パピルス 2099から発見された『歴史』8巻断片。2世紀初頭に記されたものとされる。Wikipediaより

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